フォロワーは1500万人超え!ブランドも大注目の23歳のファッションYouTuberエマ・チェンバレンとは?
カリフォルニア出身
エマ・チェンバレンは、2001年5月22日にカリフォルニア州サンブルーノで生まれた。父親のマイケル・チェンバレンは油絵と写真を専門とするアーティストで、母親のソフィア・チェンバレンは以前マイクロソフトで働いていたフライトコーディネーターだ。両親は、エマが5歳の時に離婚した。エマはひとりっ子で、「今でも両親は友だちで、よく話しています。本当に恵まれていると思います。ふたりはとても仲が良くて、お互いを支え合っています」と2023年の終わりに雑誌「ピープル」に語っている。しかし、この別居は彼女にとって、特に恋愛面で影響を与えることになった。「年齢を重ねると、少し驚くことがあります。そして自問自答してしまうのです。『初めての恋愛ってどうあるべきなのか?』って。でも正直、私はそれがどういうものか、全く分かりません。」 エマ・チェンバレンは、サンカルロスのセントラル・カレッジで学び、その後、ベルトモントのノートルダム校で高校生活を始めた。実は、この時期にチアリーディングに出会い、5年間競技を続けた。しかし、エマは学校に留まることはなかった。彼女があまりにも繊細で、何にでも手を出すタイプだったのか? それとも彼女が独特すぎたからなのか? エマは高校1年生の最初の学期で学校を辞めた。YouTubeとの出会いは6歳の時、その後、2017年6月に自分のチャンネルに初めて動画を投稿した。白いTシャツを着て、髪をポニーテールにまとめた彼女は、その動画で最近買ったものを紹介した。しかし、2017年7月に「ダラーストア(100円ショップ)に謝らなければならない」というタイトルの動画を公開したことで、初めて大きな成功を収めた。その動画のおかげで、彼女のチャンネルの登録者数は1ヶ月で4万人から15万人に急増した。
初の「編集なし」インフルエンサー
他のYouTuberがコンテンツを丁寧に作り込むのとは異なり、彼女の動画スタイルは斬新なことから大ヒットした。エマは、体をフィルターで歪ませたり、ニキビをアップで映したりする。よくあくびをしたり、げっぷをしたり、ノーメイク状態や泣いているところをそのまま撮影したりする。動画には導入部も結論もなく、よく突然終わってしまい、視聴者は物足りなさを感じることもある。さらに、言葉を探すのに数秒間目を泳がせるシーンが続くこともある。経験豊富なインフルエンサーならその部分をカットするところだが、彼女はそのまま見せている。このように、エマは無意識のうちに、年齢相応の普通の女の子らしい、どこか脆弱な一面を感じさせる存在になっている。つまり、彼女は「編集なし」で、万人から共感を呼ぶ最初のインフルエンサーと言えるだろう。 見た目にも、エマ・チェンバレンには他と一線を画す特徴がある。それは、大きな目の下にクマがあり、まつ毛が短いこと。この特徴は、ビリー・アイリッシュと同様に、彼女が常に疲れているような印象を与える。 「私は今年、自分のクマを好きになることを学びました。自分のスタイルが少しグランジっぽく、少し自然になってきたと感じています。クマが私をティム・バートンのキャラクターみたいに見せていると思うし、それについては全然気にしていません」と、彼女は2021年に雑誌「エル」で語った。 YouTubeでの成功を背景に、彼女は2018年にロサンゼルスに移住する。同じくアメリカで有名だったYouTuberたち、ジェームズ・チャールズ、グレイソン・ドーラン、イーサン・ドーランとともに生活を始めた。2018年のクリスマス時点で、彼女のチャンネルは600万人の登録者を抱えており、その年のうちに「YouTube版オスカー賞」で4部門にノミネートされた。そして、ブレイクアウト・クリエイター賞(注目のクリエイター)を受賞。最終的には、2019年11月13日、「タイム」誌が選ぶ「タイム100ネクスト」と「インターネットで最も影響力のある25人」のリストに選出されるという栄誉を授かった。