17歳にしてバルセロナの攻撃を牽引するヤマル「サイドでボールを持てば100%の力を出せる。ノルマもなく自由に動くことが許されているんだ」
バルセロナFWラミン・ヤマルが、チームを率いるハンジ・フリック監督を称賛している。 フリック監督率いる今季のバルセロナで、17歳ながらチームの攻撃を牽引するヤマル。『バルサTV』とのインタビューに応じたスペイン代表FWは、ドイツ人指揮官がモチベーターとしても優れており、自信を植え付けられたと語っている。 「彼は信頼の気持ちを伝えてくれる。それぞれの場面で何を言うべきか理解している人なんだ。そうできるのは本当にすごいことだと思う」 「彼は適切なタイミングで何かを口にする。僕に対してはいつも、自分がチームにとって本当に大切な存在だと言ってくれる。そうなんだって信じさせてくれるんだよ」 ヤマルは攻撃において、フリック監督から完全なる自由を与えられているようだ。 「ファンにとって僕たちのプレーは見ていて楽しいものだと思う。ダイレクトに攻撃を仕掛けるからね」 「サイドでボールを持つとき、僕は100%の力を発揮できる。ノルマもなく、自由に動くことができるからね。守備面に関して、僕たちは過去のシーズンよりかは良くないかもしれない。だけど攻撃面はとても素晴らしいと思う」 バルセロナは今季ラ・リーガ前半戦、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのクラシコで4-0の快勝を収めたが、ヤマルはその一戦でチーム3点目を記録した。伝統の一戦での初ゴールは、記憶に深く刻まれるものだったようだ。 「クラシコでのゴールが夢だったんだ。僕にとって2024年はとても重要な1年になったね。成長することができたし、バルサにとっても代表チームにとっても自分が大切な存在だと感じられたよ」 スペイン代表としてはEURO2024で優勝を果たし、ゴールデンボーイや若手版のバロンドールとなるコパ・トロフィーなど個人賞も受賞したヤマル。欠けているものとしては、バルセロナでのタイトル獲得を挙げている。 「バルサで、チームとしてのタイトル獲得が欠けている。それこそ僕が期待することで、今季に現実のものとしたいね。それと個人的な目標としては、もっとゴールを決められたらと思う。アシストに関しては、だいぶ記録できるようになったからね」 なお、現在右足首の負傷で戦線離脱中のヤマルだが、1月8日のスペイン・スーパーカップ準決勝アトレティック・クラブ戦には出場できるとみられている。