新型ミニ「エースマン」は最高の街乗りマシンだった!?
もしオリジナル・ミニ(1959年)の設計者がいまも生きていて、あたらしいミニを開発したら……という仮定で開発された新型車「ミニ・エースマン」。全長4mのコンパクト電動車は走りよし、質感高しで、街乗りにも最高だったのです!
オリジナル・ミニの設計者がいまあたらしいミニを開発したら!? がカタチになった新型車
図体のデカいクルマをブイブイいわせているオヤジさん、街中でちょっと持て余していませんか? ミニが2024年6月に発表し、10月にメディア向け試乗会を開いた新型車「ミニ・エースマン」は全長4mのコンパクト電動車。走りよし、質感高しで、街乗りにも最高でありますよ。 もしオリジナル・ミニ(1959年)の設計者がいまも生きていて、あたらしいミニを開発したら、という仮定で開発に着手しました、とはミニでヘッド・オブ・デザインを務めてきたオリバー・ハイルマーさんの弁。 オリジナル・ミニは全長3mちょっと。でも、デザイン、作り、走りと、どれも高レベルで、まもなく70年を迎えようというのに、いまも高い人気を維持しています。クルマ好きオヤジさんなら、そこは先刻ご承知のとおりですな。
そんな存在をめざしたのが、今回のエースマン。基本プラットフォームや、システム制御の基本となるOSは、23年から24年にかけて登場した「ミニ・カントリーマン」と「ミニ・クーパー」と合わせて「新世代」にくくられるモデルであります。 ミニ・エースマンの独自性は、さきに触れたように全長4080mmとコンパクトな4ドアハッチバックボディと、バッテリー駆動のドライブトレインのみの設定。 2モデルがラインナップされています。「エースマンS E」は54.2kWhの容量をもつバッテリーを搭載し、最高出力160kW、最大トルク330Nm。一充電走行距離は414km(WLTC)です。もう1台は「エースマンE」。42.5kWhのバッテリーで、327km走ります。最高出力は135kW、最大トルクは290Nm。私が乗ったのは前者の「S」モデルであります。