武知海青“覚悟”の一冊。『BULLET』完成までの道のりは…
――企画当初は、この『BULLET』とは違う方向性の内容を予定していたと聞きました。 最初はちょうど僕がプロレスの試合を控えていたこともあって、もっとプロレスがメインの内容だったんです。小さい頃から水泳をやっていたり、柔道の黒帯を持っていることもあって、ボディメイクの実用本的な要素もありました。 ――今の形になるまでの経緯やきっかけを教えてください。 最初の撮影のときに手応えを感じたんです。自分が想像していたよりステキな写真が撮れたと思ったし、現場のスタッフさんも同じように感じてくださっていたそうで。後日スタッフさんが「武知さんの身体の美しさをそのまま本に残したいから、もっと“攻めた”撮影をしないか」って相談してくださったんです。見たら分かっていただけると思うのですが、“攻め“の写真が多いですよね。聞いたときは正直すごく驚きましたし、迷いました。でも、本を作らせていただくときに“覚悟”は決めていましたし、やれるだけやりたいと思っていたんです。事務所からも一度は反対されたそうですが、慎重に議論を重ねて実現することに! 僕は常々運に恵まれている人間だと思っているんですが、結果トントン拍子で完成して、“神のお告げ”通りに進んだのかな、なんて思っています(笑)。 ――自身初の書籍、全力ですべてを出し尽くしたということは感慨深いですね。 正直、僕はこの方向性の本ができてすごくうれしかったです。 本当はこういう本が作りたかったんです。でもやっぱり僕は自分から「やりたい」って言えるタイプではないから…いつかチャンスが巡ってきたらやりたいな、いつかはできるかなって思っていたけれど、いろんな方のお力があったおかげで叶いました。この一冊で、過去の自分へのけじめも、今の自分の全力も、すべてを詰め込むことができたと思います。挑戦して本当によかったし、こうして皆さんにお届けできて嬉しいです。 まるで芸術のような肉体を余すことなく披露したビジュアルと、セキララに己のすべてを語った一冊。なんとも贅沢な書籍は、ファンのみならず、手に取る人の心をも強く動かす濃密な内容に。きっとあなたも武知さんの“覚悟”に大きな力をもらえるはず。