「報道されたニュースは完全に嘘」トリノ会長がレッドブルとの売却交渉報道を否定
レッドブルとの売却交渉が報じられたセリエAのトリノが噂を否定した。 イタリア『ラ・スタンパ』は今週に入って、9月に公式エナジードリンクパートナー契約を結んだトリノとレッドブルがクラブ売却に向けた交渉を行っていると報道。 同紙はここ数週間、ウルバーノ・カイロ会長とレッドブルの幹部が複数回にわたって会談し、2025年からメインスポンサーとして協力関係を継続する可能性について話し合ったうえ、買収への関心度を探るまでに至ったと主張していた。 この報道を受け、同会長は『ラ・スタンパ』に対して、トリノの売却を検討しているという噂はまったくの嘘だと語った。 「数年前はチウッカリエロだったが、今はレッドブルだ。話題は変わるが、報道されたニュースが完全に嘘であることは変わらない」 今回、自らの報道を否定される形となった『ラ・スタンパ』だが、レッドブルがイタリアのクラブの買収を目指していること自体は事実だと明言。そして、“雄牛”という意味がある「Toro」を愛称に持つトリノは、依然として同じく雄牛をブランドロゴとする同社のターゲットであることは間違いないという。 世界的な飲料メーカーであるレッドブルは、創業の地であるオーストリアのレッドブル・ザルツブルクを始め、アメリカのニューヨーク・レッドブルズやブラジルのレッドブル・ブラガンチーノなどを傘下に置く。10月には日本の大宮アルディージャも買収し、元リバプール指揮官のユルゲン・クロップ氏をグローバルサッカー部門の責任者にするなど、精力的に動いている。
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