ビッグマックは店舗で「750円」なのに、Uber Eatsは「1400円」かかる!? 利用してる人が多いイメージですが、かなり割高に感じます。価格に見合うメリットはあるのでしょうか?
Uber Eats(ウーバーイーツ)は、食べたいものを自宅などに届けてくれる便利なサービスです。ただ、店舗で食べるより割高になってしまうケースもあります。 店舗で食べるよりも2倍近くに価格が上がると、「便利だけど割高過ぎるのでは?」と感じる人もいるかもしれません。本記事では、具体的な事例をもとにウーバーイーツと店舗の価格差や魅力について解説します。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
マクドナルドのセットで価格差を比較
ウーバーイーツを利用した場合、実際にどれくらい割高になるのか、渋谷区のマクドナルドで「ビッグマックセット」を注文した場合を例に考えてみましょう。 店舗で購入する場合、セットの価格は税込750円です。一方で、ウーバーイーツでは商品価格が990円に設定されています。さらに、これに配送手数料がかかります。配送手数料は地区や利用時間などさまざまな条件によって異なりますが、渋谷区の場合、400円程度が相場です。 つまりウーバーイーツを利用した場合、同じ注文でも合計金額は税込1390円になるのです。店舗で直接買った場合と比べると、640円高くなる計算です。
ウーバーイーツが割高になる理由
ウーバーイーツでの注文が高くなるのは、ウーバーイーツが設定する「商品価格の上乗せ」や「配送手数料」によるものです。 ウーバーイーツを利用する店舗は、注文1件ごとに運営会社に手数料を支払います。店舗がウーバーイーツの配達員を活用する場合、この手数料は売上の35%程度とされており、店舗にとっては大きな負担となります。そのため、手数料分を商品価格に上乗せすることで、利益を確保しようとする店舗が多いのです。 配送手数料は、配達する距離が遠かったり、注文が多くて忙しい時間帯だったりすると高くなることがあります。例えば、近くのお店なら配送手数料が安くても、遠いお店だとその分高くなるのです。特に、1品だけを注文する場合は、配送手数料がより割高に感じられるでしょう。
ウーバーイーツのメリット
多少割高であっても、ウーバーイーツを利用する人が多いのには理由があります。一番の魅力は、食べたい料理を自宅や事務所など指定した場所まで届けてくれる便利さでしょう。 特に仕事や家事で忙しい人にとっては、料理を準備する時間や手間を省けるのは大きなメリットといえます。体調が悪くて外出できないときでも、アプリで注文して家でゆっくり食事を取れるとなると、助かる人も多いのではないでしょうか。 さらに、普段は行きにくいお店の料理を楽しめるのも魅力です。ウーバーイーツでは、すしやラーメンなども注文できます。例えば、小さな子どもがいる家庭では、外出して食事をするのが難しいことも多いでしょう。そんなとき、自宅でゆっくりと店の味を楽しめるのは大きなメリットです。
ウーバーイーツは割高だがメリットも多い
ウーバーイーツは商品価格への上乗せや配送手数料がかかるため、店舗で食べるより料金が高くなる傾向にあります。その一方で、料理を作る手間を省けることや、自宅でお店の料理を楽しめることは大きなメリットです。 一度利用してみると、体調の悪いときなどに役に立つかもしれません。価格の高さが気になる人は、普段は店舗での購入を基本にしつつ、忙しい日や自分へのご褒美に使うなど、上手に活用してみてはいかがでしょうか。 出典 日本マクドナルドホールディングス ビッグマックセット UberEats マクドナルド渋谷MIYASHITA PARK店 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部