わが家の子どもは「1人」に対し、義姉の家庭は子どもが「4人」。お年玉の「差額」が地味に気になるので、金額を減らしても大丈夫でしょうか…?
お正月が近づくと、お年玉の準備に悩む人も多いでしょう。特に、親戚間で子どもの人数や年齢が異なると、トータルの金額に差が生じてしまうこともあります。「自分の子どもは1人、相手の子どもは4人」といった状況では、「お年玉の金額に差があり過ぎて気になる」という人もいるかもしれません。 本記事では、子どもの年齢別のお年玉の相場や、こうしたお年玉の金額差への対応方法について解説します。 ▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
子どもへのお年玉の相場
株式会社インテージが実施した「2024年お年玉調査」によると、子ども1人に渡すお年玉の金額について、学齢別で最も多かったのは次のような結果でした。 小学生未満:1000円以下 小学1~3年生:1000円超~3000円 小学4~6年生:1000円超~3000円 中学生:3000円超~5000円 高校生:5000円超~1万円 この調査結果から、子どもの年齢が上がるごとに渡す金額が増える傾向があることが分かります。実際に渡す金額は家庭ごとの事情や地域の習慣などによって異なりますが、小学生以降は1人あたり数千円が相場であるため、渡す子どもの人数が多くなるほどまとまった金額が必要になります。
子どもの人数によるお年玉の差額
記事のタイトルにあるとおり、子どもが1人の家庭と、子どもが4人いる家庭でお年玉の金額を試算してみましょう。金額は前記の相場を参考にし、小学生に3000円、中学生に5000円、高校生に1万円で設定します。年代は、子ども1人の家庭は小学生1人、4人の家庭は、小学生2人、中学生と高校生が1人ずつと仮定します。 ・子ども1人の家庭 小学生1人:3000円 合計:3000円 ・子ども4人の家庭 小学生2人:3000円×2人=6000円 中学生1人:5000円 高校生1人:1万円 合計:2万1000円 子ども1人の家庭では3000円、子ども4人の家庭では2万1000円と、1万8000円の差が生じます。子どもの人数が多いほど、また子どもの年齢が高いほど、お年玉の負担額は増えていくでしょう。
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