「洋服を一気に捨てるのは間違い!」300着以上→30着に減らした片付けのプロが教える、正しい「服の捨て方」
こんにちは。片付けについて発信しているありママです。 すっかり涼しくなりましたね。季節の変わり目や年末に近づくこの時期は服の整理整頓をするチャンスです。 【衝撃のビフォー→アフターを画像で見る】「家がキレイな人はみんなやってる!」クローゼットの整理は“下着から始めるべき”と片付けのプロが断言するワケ 着ない服を来年までとっておくことはスペースの無駄遣いになります。スペースに余裕がないと、収納方法にこだわろうとして収納グッズをたくさん買ってしまいがちですが、ぎゅうぎゅうに詰め込むと何がどこにあるのか把握しづらく、服はどんどん増えていってしまいます。根本的な原因を解決するためには、まず必要でない服を手放していきましょう。 そこでオンラインサロンG’s communityの捨てる部で行っている、服の実践的な捨て活方法をご紹介したいと思います。 前回はクローゼットを整理整頓時、下着から始めるのがオススメというお話をしました。今回は、下着類の整理が終わったら次にやるべきことを解説します。
パジャマの適正量を決める
服の捨て活をすると、「パジャマに使えるかも……」とパジャマが増える傾向があるので、先にパジャマの適正量を決めることで、増えすぎを防止します。 パジャマは各季節で何着ずつあれば大丈夫でしょうか? 決めたら紙にメモしておきましょう。
夏服の捨て活をする
すべての季節の服を一気にやろうとすると混乱するので、服は季節ごとに分けて整理をしてみましょう。 まずは今より1つ前の季節の服の捨て活をすることをおすすめします。 今は秋なので夏服の捨て活からやるとスムーズに判断できます。やり方は次の(1)~(8)までを一度にやらなくてもいいので、ご都合に合わせて数日に分けてやってみてください。 (1)夏服を1ヵ所にすべて集める まずは、家中にある自分の夏服を1ヵ所に集めましょう。捨て活後に出てきた服は処分の対象になるので、必ずすべ集めてください。 (2)1年以内に「使ったか」「使っていないか」の事実で2つに分ける 洋服1枚1枚を手に取り、「1年以内に使ったか、使っていないか」の事実確認をして分けていきます。ポイントは「使いたい」とか「使おうと思っていた」という自分の感情は一切排除して分けることです。 1枚10秒ペースでどんどん分けてください。この作業は事実確認をするだけなので比較的早く終わります。 (3)「1年以内に使った服」に関しては…… (2)で「1年以内に使った服」に当てはまった中から、 ・「お金を払うから売ってほしい」と言われても売りたくない服 ・ないと絶対に困る服 をクローゼットに戻していきましょう。これらは絶対に手放したくない服です。迷うレベルの服は戻さないでください。 (4)「1年以内に着た服、かつクローゼットに戻さなかった服」の中で、以下の基準に当てはまらなかった服だけクローゼットに戻す。当てはまるものは段ボールや袋に入れる ・汚れや傷みが目立つ服 ・似たような色や形の服 ・似合わなくなった服 ・着ていてストレスを感じる服 ・コーディネートしづらい服 ・体型が合わなくなった服 ・今の生活スタイルと合わなくなった服 ・「着たい」のではなく「まだ着られるから」という服 これらの服をクローゼットに入れないようにしますが、もし迷った場合は、実際に着てみてください。 捨てる部のメンバーの中には夫の前でファッションショーをして見てもらい、助言をもらって決めたという人もいました。 着用してみるとサイズやデザインに違和感を感じて手放した人もいました。逆に着たら素敵で普段使いに昇格させたという人もいました。着てみることで気づきがあるので、迷ったら鏡の前で着てみてください。 (5)「1年以内に使っていない服」を段ボールや袋に入れてクローゼットから遠ざける ただし、どうしても今後着たい服や形見などで絶対に手放したくない服だけをクローゼットに戻しましょう。 (6)クローゼットに戻した服を眺めながら適正量を決める クローゼットにはこれまでの作業で選び抜かれた「絶対に必要な服」だけがある状態です。その服を眺めながら「何のアイテムがいくつあればいいのか」を考えてください。 仕事着は何パターン、プライベート用は何パターンあればいいのかざっくりと考えてから必要なアイテムを書き出してみてください。その際は自分が管理できる量・クローゼットに収まる量にしましょう。 (7)紙に書いた適正量を確認しながら、適正量にしていく 場合によっては増やさなければいけないこともあります。その際はどんな服がほしいのかをあらかじめイメージして買い物に行き、理想の服があったら買うようにしましょう。妥協で買うと、すぐにタンスの肥やしになってしまうので、本当に理想の服と出会った時だけ買うようにしてください。 適正量は常に意識してください。1つ購入したらそのアイテムを1つ減らしたり、購入する時は減らすことを考えてから買うようにして、減らすものがないのなら買わないようにしましょう。適正量を決めることで買う時のハードルがグンと上がります。 (8)定位置を決めて戻す 私は畳む作業が苦手なのでほとんどの服をハンガーにかけて収納しています。ハンガーにかけるとシワにもなりにくいし、着たい服を見つけやすいのでおすすめです。クローゼットを開いたときに何がどこにあるのかパッと分かるようにしたいですね。