菅官房長官が会見 総裁選出馬を表明(全文1)活力ある地方をつくっていきたい
当選4回で総務大臣に就任
第1次安倍政権では当選4回で総務大臣に就任をいたしました。地方から都会に出てきている人たちの多くは生まれ育ったふるさとになんらかの貢献をしたい、またふるさとの絆を大切にしたい、そうした思いを抱いているに違いないと考え、かねて自分の中で温めていたふるさと納税というものを成立させました。また、官房長官として力強く進めてきた外国人観光客の誘致、いわゆるインバウンドの拡大や農産品の輸出促進、こうした取り組みも地方経済をもっと元気にしたい、その思いからであります。この思いも今後変わりません。 わが国はこれまで経験のしたことない国難に直面しております。なんとしてもコロナ感染拡大の防止と社会経済活動の両立を図り、雇用を守り、経済の回復につなげていかなければなりません。ポストコロナを見据えた改革を着実に進めていく必要があると思います。その上で少子高齢化問題への対応、戦後外交の総決算をはじめとする外交・安全保障に、その課題、とりわけ拉致問題解決に向けた取り組み、そして憲法改正。まずは目の前にある危機を乗り越えることに全力を挙げつつ、こうした山積する課題にも引き続き挑戦をしていきたいと思います。 そしてそれらを乗り越えていくためには今後も国民の皆さんのご協力をお願いしなければなりません。私自身、国の基本というのは自助、共助、公助であると思っております。自分でできることはまず自分でやってみる。そして地域や自治体が助け合う。その上で政府が責任を持って対応する。当然のことながらこのような国の在り方を目指すときには、国民の皆さんから信頼をされ続ける政府でなければならないと思っております。 目の前に続く道は決して平坦ではありません。しかし安倍政権が進めてきた改革の歩みを決して止めるわけにはなりません。その決意を胸に全力を尽くす覚悟であります。皆さま方のご理解とご協力をお願い申し上げます。私からは以上であります。 司会:それではただ今より質疑に移らせていただきます。皆さまにお願いがございます。質問される方は挙手にてお願いいたします。私が指名いたしますので、社名、氏名をお申し出ののち、質問をお願いします。時間に限りがある中で多数の方がお越しですので、質問はお1人さま1問、簡潔にお願いいたします。それではご質問を受けたいと思います。じゃあ一番後ろの方。 【書き起こし】菅官房長官が会見 総裁選出馬を表明 全文2に続く