同期ドラ1の戦力外に「明日はわが身」 ソフトバンクの高卒3年目左腕・木村大成 来季こそ誓う1軍デビュー
◆ソフトバンク秋季キャンプ(14日、宮崎) ソフトバンクの木村大成投手(21)が、来季の目標に「1軍登板と勝利」を掲げた。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 2022年に北海高からドラフト3位で入団。1軍での登板はなく、今季はウエスタン・リーグで4試合に登板して2勝1敗、防御率2・19だった。5月下旬から約1カ月間フォームを見直して、9月に3試合登板。「良かったとは言い切れないけど(シーズンの)最後は来年につながる投球ができて自信になった」と振り返った。 今秋のキャンプはシーズンで見直したフォームを元に、出力と球速を上げることをテーマに取り組んでいる。14日はブルペンで真っすぐ、スライダー、フォークを織り交ぜて96球。実戦に近い形で放った。「良い球も悪い球もあった。まだまだ」と語る。ブルペンには1クールに1度は入っており、球の弾道測定器「ラプソード」では148キロを計測。「今季そこまで出ていなかったので、うれしかった」と手応えも口にする。 ドラフト1位の風間球打投手ら同期が来季の戦力構想外となった。「こういう世界に入ったから分かってはいたけど、明日はわが身というか、このままじゃ駄目だと、身が引き締まる思い」。最速150キロ左腕は危機感も力に、来年こそは1軍の大舞台で活躍を誓う。 (浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社