広島、J1優勝へ望みつなぐ5発大勝 4戦ぶり白星で首位神戸に1差! 今季引退の青山敏弘が出場
◆明治安田J1リーグ▽第37節 広島5―1札幌(1日・Eピース) 広島は今季ホーム最終戦で札幌を5―1で破り、4試合ぶり白星を飾った。 ACL2の敵地・カヤFC(フィリピン)戦から中2日の過密日程。開始8分、自陣中央のFKを素早くリスタートし、MF東俊希の左クロスに走り込んだFW加藤陸次樹が右足で冷静にゴールへ流し込んで先制した。 追加点が奪えない中、前日にJ2降格が決まった札幌の反撃を受けた。前半42分には自陣右の相手スローインからクロスを送られ、ニアサイドでFW鈴木武蔵に同点ゴールを奪われた。 それでも、後半アディショナルタイム2分に敵陣右で得たFKを東が左足でクロス。これが相手ゴール前でワンバウンドして左隅へ吸い込まれ、勝ち越し点を決めた。さらに、後半7分には相手のバックパスに走り込んだ加藤がペナルティーエリア内でGK菅野孝憲に倒され、PKを獲得。MFトルガイ・アルスランが冷静に決めてリードを広げた。 さらに、後半34分にはカウンターから縦パスを受けた加藤の左クロスをFWピエロス・ソティリウがチーム4点目を奪った。後半37分には、今季限りで現役引退する元日本代表MF青山敏弘が途中出場。同40分の決定機は惜しくも防がれたが、直後の同42分に左CKからソティリウが追加点。レジェンドのホーム最終戦を白星で飾った。 広島は9月22日の横浜FM戦(6〇2)後に首位に立ったが、前節まで3連敗と失速。この日は負ければ優勝の可能性が消滅する一戦だったが、5発ゴールラッシュで大勝し、逆転Vに望みをつないだ。
報知新聞社