ヤングなでしこが3大会連続のW杯ファイナリストへ! ビッグクラブも熱視線を送る“登竜門”をくぐる新ヒロインたち
「3度目の正直」なるか。決勝の相手は因縁のライバル
ファイナルを戦う北朝鮮は、3大会ぶり3度目の優勝を狙う。日本は3月のアジアカップで2度敗れており、その強さは十分にわかっている。 球際の粘り強さ、シュートレンジの広さ、クロスをヘディングで叩き込む迫力、勝利への執念。育成年代からA代表に通じるコンセプトを徹底し、土方も「力強くて、技術も高くてハードワークもできる。他の国と比べて隙がないチーム」と、他国とは別格の強さを口にする。 だが、日本は6カ月前と同じチームではない。筋力や持久力を見直し、相手の圧力をいなして攻撃の時間を増やすためのトレーニングを積んできた。そして今大会では3週間、コロンビアの厳しい環境に順応して6試合を戦い抜き、「絶対に勝つ」と口にできる自信とチーム力が備わった。 決勝の会場は再び、2600mの高地・ボゴタへと戻る。最後の力を振り絞って「3度目の正直」を成し遂げ、2大会ぶりのタイトルを掲げることができるか。試合は日本時間の9月23日朝6時にキックオフとなる。 <了>
文=松原渓