多くのアパレルが注目!柔らかく耐候性に優れた高機能素材「ソロテックス®」の秘密
ーインフルエンサーアパレルはどういった基準で選ばれていますか。 岡田: 他ブランドや業界に影響を与えるようなブランドさんをピックアップして、「ソロテックス®」を提案させていただいてます。 ブランドの選定については、社内にファッション通がいますので、自分たちで探したり、知り合いに流行りを聞いてみたりして、少しずつ輪を広げていきました。大小さまざまなブランドがありますので、こんなブランドがあったのかという驚きもありました。 ー「ソロテックス®」のどういった面が受け入れられていると感じますか。 岡田: 素材の機能面はもちろんですが、私たちの生地作りや開発にこめた思いにも共感していただいてると思います。実際に「ソロテックス®」のロゴをアパレル製品にも付けたいというお声もいただき、おかげさまで多くの人の目に留まる機会が増えています。 これまで採用していただいたブランドさんのお客様もある程度のグレードを求められているので、結果的に「ソロテックス®」は高機能で質感が良いというイメージが定着し、広まっているのだと思います。 ーコスト安で生産できるようになったら、より多くのブランドに提供していくのでしょうか。 岡田: 多くのお客様に分け隔てなく提供するスタンスは変わりませんが、品質の良くないものに「ソロテックス®」のブランド名が使われるのは、弊社として望むものではありません。 購入された方の期待を裏切らない製品に「ソロテックス®」が用いられるよう、社内でもどのブランドに卸したのかなど、しっかりと管理を行っています。 ー今後、「ソロテックス®」はどこを目指していくのでしょうか。 岡田: 3月に開かれたインターテキスタイル上海2024では、帝人フロンティアではなく、「ソロテックス®」でブースを出しました。そのこともあり、最近では海外からもお声を掛けていただくことが増えたと感じます。 また、これまで「ソロテックス®」が採用されていなかったスポーツブランドさんからもリクエストが届いているので、まだまだブランドを広める余地はあると思っています。 この流れに拍車をかけるために、これまでのインフルエンサーさんの記事コンテンツの英語版を立ち上げ、海外からもアクセスしやすい窓口を作ったところです。 竹下: 開発としては、これまで通り、繊維やテキスタイル開発、また品質の安定などを目指した開発を続けていき、新たなニーズに向けた、さらなる開発にも着手していきます。 現在は産業資材にも力を入れています。クッション材や家具、インテリアといった、これまでの衣料とは違った方面で使える素材を増やしていきながら、「ソロテックス®」のさらなる可能性を模索していきたいと考えています。 また、実際に使っていただかないとわからない良さもあるので、展示会やポップアップなど、まだまだすべきことは多いと感じています。