台風7号 15日ごろ近畿～東海に上陸見込み 「13日のうちにハザードマップなどの確認を」
台風7号は猛烈な風を伴い、15日ごろに近畿地方から東海地方にかなり接近し、上陸する見込み。台風の動きが遅いことから、両地方では影響が長引き、総雨量が平年の8月の降水量を上回るおそれがある。また、台風の東側の関東甲信地方でも、警報級の大雨となる可能性が高くなっている。西日本や東日本では、暴風、大雨災害へ厳重な警戒が必要で、高潮などにも注意・警戒することが大切だ。 国土交通省と気象庁は13日午後2時から共同取材に応じ、「明日以降は大荒れになる。今日13日のうちに、鉄道の計画運休や道路の通行規制などを念頭にスケジュールを見直したり、ハザードマップを確認したり、停電や断水を視野に準備を行ったりするなど、できることをやっておくことが大事」と訴えた。 強い台風7号は13日、日本の南をゆっくりと北上している。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル。15日午前9時には紀伊半島にかなり近づく見通しで、この段階で予想される中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル。その後、台風7号は本州付近を北上して日本海に進み、さらにやや進路を東向きに変えて17日には北海道に近づくおそれがある。
