岸田首相が会見 第2次内閣が発足(全文3完)温暖化を防ぐ取り組みが評価されるよう努力続けたい
岸田文雄首相は10日夜、記者会見を開いた。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「岸田首相が会見 第2次内閣が発足(2021年11月10日)」に対応しております。 【動画】岸田首相が会見 第2次内閣が発足(2021年11月10日) ◇ ◇
日本の努力は正当に理解されていない?
ビデオニュース・ドットコム:ビデオニュースの神保です。地球温暖化対策についてお伺いしたいんですが、総理がグラスゴーで、COP26で、途上国への100億ドルの追加支援を含めて、全力で人類の未来に貢献していく決意を述べられたことについて、総理ご自身が存在感を示すことができたと、各国から高い評価を受けていると考えているというお考えを示されたことは報道で伺っています。 ただ、実際にはそのスピーチのあとに各国からかなり厳しいリアクションがあったというふうに認識しています。1つは国際NGOのネットワークが日本を2年連続で化石賞にまず、日本に化石賞を与えるということがありました。それから各国の報道を見ても、海外の報道を見ても、日本の、特に石炭火力を2030年以降も日本が維持しようとしていることに対しては非常に厳しい指摘が挙がっています。 そこでまず総理にお伺いしたいのは、前政権の菅政権下で閣議決定された新しいエネルギー基本計画、これが2030年でもまだ19%、石炭に依存するということをうたってるわけですが、今回のグラスゴーの結果を受けて、どうもこれはさすがに国際世論的にも持たないのではないかというご認識を持たれた可能性もあるかと思いまして聞きたいんですが、これを変更されるお考えはあるかどうか。 それから、その一方で、日本は1人当たりの排出量ということでいえば、実際はGDPに対しては必ずしも排出量は高くないわけですよね。つまり財界なんかからは、日本は結構努力しているんだと、これでも、にもかかわらず、このように化石賞を取ったり厳しい批判を受けるというのは、総理のお考えを聞きたいんですが、日本の努力が正当に理解されてないためにこのような日本は批判を受けていると総理はお考えか、それともやはりまだ日本の削減目標や努力、特に石炭火力というものを維持しているような点が世界から問題視されているということを総理ご自身が認識されているかどうか、そこのところ、批判を受ける原因ですね、そこの2点よろしくお願いします。 岸田:まず私自身、現地に行きまして議論をする際に、わが国の100億ドルの追加支援等は主催国の英国、米国をはじめ関係国から高く評価された、これはもう強く実感したところであります。しかしその中で化石賞を受けたではないか。これは化石賞、毎日3カ国指摘される中の、2日目の3カ国のうちの1つに日本が入ったということで化石賞を受けた、こういったことであります。NGOの評価ということでありました。