大阪中之島美術館・来年2月2日に開館 非接触、非対面で入場できるような仕組みに
大阪市は18日、大阪市北区中之島に建設中の「大阪中之島美術館」を、来年2月2日に開館すると発表した。大阪市の松井一郎市長は「開館に向けて着実に準備を進め、皆さんにお披露目をしますので、ご期待をいただきたいと思います」と話している。 【中継録画】大阪市・松井市長は定例会見で「大阪中之島美術館」開館日を発表した(2021年3月17日)
コンセッション方式が美術館に導入される全国初の事例に
発表によると、同美術館は地方独立行政法人大阪市博物館機構が管理。昨年4月に設立された特別目的会社「大阪中之島ミュージアム」が運営するという。 また、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)に基づく公共施設等運営事業(コンセッション方式)が美術館・博物館に導入される全国初の事例になるとしている。
約6000点のコレクションを中心に大阪と世界の近代美術を紹介
開館日の決定に、松井市長は17日に行われた会見で「開館後は多くの方からご寄贈いただいた作品を含めた約6000点のコレクションを中心に、大阪と世界の近代美術を紹介していきます」と述べた。 また「ウィズコロナ、ポストコロナ社会においても安心して来館いただけるように、非接触、非対面で入場できるような仕組みを取り入れます」と話していた。
開館記念特別展などを実施予定
この開館を記念し、来年3月21日までは新たな文化拠点の誕生を祝い「超コレクション展-99のものがたり-」を実施。 来年4月9日から7月18日までは「開館記念特別展」として、大阪中之島美術館の顔の1つでもある「裸婦」を含むモディリアーニ展を開催するとしている。