兄弟が並んで歩く後ろ姿に“親離れ”していく未来を予感…「いつかこの光景に戻りたいと思う日が来るんだろうな」 母親の思いに、広がる共感
ふとした瞬間に、子どもが成長して親離れしていく未来を予想して寂しくなる親は少なくないでしょう。そんな寂しさを感じたひとりである、なっつ3y+1y(@Pxxxnuts)さんの、X(旧Twitter)への投稿が話題になりました。 【写真】100万人に1人の遺伝子疾患を持つ長男…子どもの闘病を経て、何気ない日常の大切さに気づいたといいます 2人の子どもが並んで歩く後ろ姿を写した写真とともに、愛あふれるメッセージを投稿したなっつ3y+1yさん。「いつか2人とも母より身長が高くなって、聞く音楽も童謡じゃなくなり、トイレまで母を追いかけることも無く、友達と遊ぶ方が楽しいとなるんでしょう その時あたしはこの光景を思い出して戻りたいな、両手いっぱいに抱きしめたいなと思うんだろうな」とつづりました。 この投稿には、愛らしい姿を懐かしむ声や、幼児期の時間を大切にしたいなど、子育てに関する強い共感の声が多く寄せられました。 それだけには収まらず、多くの先輩ママたちからの楽しい未来についての体験談として「可愛いは毎日更新」「一緒に対等に楽しむことができるのでそれはそれで楽しい」と、子どもが育つほどに楽しいこともあるというメッセージも多く寄せられます。そこで話題になったこの投稿について、なっつ3y+1yさんに詳しく話を伺いました。 ──こちらの投稿には、多くの共感が寄せられていました。反響についてはどのように感じられましたか? まさかここまで皆さんから反応が頂けると思ってなかったので正直びっくりしました。そして、共感や懐かしむ声が多く、リプライは1つ1つしっかりと読ませて頂きました。その度に暖かい気持ちになりました。皆さんの目にとまって気持ちが動いてくれたことがとても嬉しかったです。 ──何気ない日常が大切な瞬間と感じられたことには、やはり闘病を乗り越えられたという経験が大きかったのでしょうか? そうですね。長男(写真左)は、100万人に1人の遺伝子の難病持ちです。そのため長い期間入院し、骨髄移植もしました。なので身体面の成長が健康な子よりゆっくりです。ですので当たり前の事が、本当は当たり前じゃないんだと気づかされる時があります。 例えば階段の昇り降りや、走ること、写真のように弟(写真右)と2人で歩くことでさえ、わたしにとっては当たり前のことではありません。だからこそ普段の生活の写真を沢山撮って残しておきたいなと思いました。 ──子育てを経験された方からの、未来の楽しさについてのお話については、どう感じられましたか? 経験のある方からのリプライは、不安や寂しさを取っ払ってくれました(とはいえ先輩方のご家庭のように仲良い親子でいれたらの話ですが...笑)。男兄弟なので離れていっちゃうのではと1人で悲観的になってましたが、そんなことも無いんだなと思えてとてもありがたかったです。 (まいどなニュース特約・長澤 芳子)
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