陣営も大きな期待を寄せるサラコスティ

［ＧⅢ京都２歳ステークス＝２０２４年１１月２３日（土曜）２歳、京都競馬場・芝内２０００メートル］ 　若駒は短期間で力をつけることがある。京都２歳Ｓの出走馬で、この中間、成長を感じさせるのは…。 　未勝利戦を２着に９馬身差をつけて勝ち上がったサラコスティ（牡・池添）。東スポ競馬Ｗｅｂの「記者メモ」には、その前走より体重が増えて「パワーアップしています」という池添調教師のコメントが載っている。続けて「乗り味、走るフォームともにとても良く、素質を感じているので、是が非でもでもここで賞金を加算しクラシック路線に乗せたい」とも。大きな期待を寄せている一頭に違いない。 　一方、２戦２勝のエリキング（牡・中内田）は陣営のコメントが控え目ながら、１週前追い切りをチェックした調教担当が、記者メモにこう書き込んだ。 　川田鞍上でウッド併せ馬。ラストは内から勝手にグイグイ伸びていく感じで古馬３勝クラスをぶっちぎった。これまでで一番良く見せた追い切り。馬がどんどん良くなっている感じだ 　もう１頭挙げるならウォータークラーク（牡・石橋）。初戦はセンス抜群のレースぶりだったが、直線で左手前に替わって外へ行く場面があった。しかし、この中間、「使ったことでもう一段階良くなっているし、左右差のバランスも徐々になくなってくるはず」（上籠助手）。特に心配はなさそうで、良化もうかがえる。