巨大ジャンクヤードで見つけた味わい深い廃車 40選 後編 静かに朽ちていくクラシックカー
日産パルサーNX
日産パルサーNXは最近あまり見かけなくなったが、ローナーズには2台ある。T型ルーフが特徴で、この個体にはルーフパネルがそのまま残っている。特徴的なテールライトに注目してほしい。インテリアのスピーカーグリルにも同じパターンが施されている。
ビュイック・スペシャル(1963年)
この広大なヤードには何マイルもの未舗装路が縦横に走っているので、訪れる際は歩きやすいブーツを履いたほうがいい。ローナーズでは、自分でパーツを取り外すことを奨励しているが、自分のクルマをヤードに持ち込むことは禁止されている。取り外したパーツが大きすぎて運べない場合は、トラックで回収してくれる。 この1963年型ビュイック・スペシャルから、何か欲しいものはあるだろうか?
フォード(1963年)
1963年型フォードの開いたドアから植物が入り込み、室内が温室に変身している。この年に150万台生産されたフォードのうちの1台だが、ライバルのシボレーの220万台には及ばなかった。ポンティアックは59万台を生産して3位についた。
オースチン・アメリカ
オースチン1100/1300(モーリス、MG、バンデンプラ、ライリー、ウーズレーのリバッジ車)は1960年代の英国ではよく売れたかもしれないが、米国では話が違った。オースチン・アメリカという名を冠しても、この小さくてパワー不足の錆びたバケツを買わせることはできなかったのだ。 信じられないことに、取材班はローナーズで4台のオースチン・アメリカを発見した。写真のものは一番きれいで新しい。
ランブラー・アメリカン(1961年)
こちらも愛国的な響きを持つ車名だ。しかし、オースチン・アメリカとは異なり、ランブラー・アメリカンは大ヒットした。もちろん、国産車の中で最も安かったことも手伝っている。 これは1961年型で、この年に製造された37万7900台のうちの1台である。
シボレー・シェベル (1972年)
1972年型シボレー・シェベルのパーツをお探しなら、あるいはここで紹介した他車のパーツをお探しなら、ローナーズ・オート・パーツにお電話を。実際に訪れることを強くお勧めする。ミネアポリスとセントポールから西へ約100マイル、ハイウェイ12号線沿いにこの素晴らしいヤードがある。
ポンティアック・アズテック
美的センスに欠けるポンティアック・アズテックは、同じく美的センスに欠けるAMCグレムリンやペーサーのように、コレクターズ・アイテムになるのではないだろうか? いずれも急速に道路から姿を消しつつあるので、価値が上がり始める前に手に入れるには今がチャンスかもしれない。リアフェンダーのへこみはさておき、このアズテックのコンディションは驚くほど良く、特に内装はきれいだ。
AUTOCAR UK(執筆) 林汰久也(翻訳)