[CX-5]はコスパもサイズ感も完璧!! 話題の[クラウン]も販売に苦しむワケは? 予想外の売れ行きを見せるクルマたち
■2024年2月の案外売れてないクルマ:スバル WRX S4(2021年11月登場)
●2月販売台数:128台前年同月比:73.1% WRX S4は、今では少数派のスポーツセダンだ。全長が4.7m以下のボディに、水平対向4気筒2.4Lターボと4WDを搭載する。峠道でスポーティな運転を楽しむのに適する。 2021年の登場以来、定期的に改良を受けてきたが、2024年2月の登録台数は前年の73%に留まる。3月は59%まで下がり、減り方が比較的大きい。2023年2月の対前年比も90%だから、時間の経過に伴って登録台数が減っている。 これは発売から2年以上を経過したことによる需要の減少で、改良を行うまでは緩やかに減り続ける。
■2024年3月の意外と売れてるクルマ:ホンダ ステップワゴン(2022年5月登場)
●3月販売台数:8497台前年同月比:278.4% ステップワゴンはミニバンの主力車種で、水平基調のボディは視界もいい。ミドルサイズのボディは車内が広く、走行性能や乗り心地も良好だ。2022年5月に登場したが、同年1月にはライバル車のノアとヴォクシー、11月にはセレナも投入された。ステップワゴンは競争に負け、納期も遅延したから販売が低迷した。 それが最近は、ライバル車の売れゆきも落ち着き、ステップワゴンは納期も短縮されて登録台数が増えている。その結果、2024年3月の対前年比は2.8倍に達して、小型・普通車販売ランキングの上位に入った。
■2024年3月の意外と売れてるクルマ:スズキ ハスラー(2019年12月発表)
●3月販売台数:1万618台前年同月比:200.6% ハスラーは全高が1.6mを超える軽自動車だが、外観はSUV風で、荷室は汚れを落としやすい。車内の広さはワゴンRとほぼ同じだ。ファミリーでも使いやすい。2024年3月の届け出台数は、前年の2倍に達する。 2023年3月は対前年比で76%だったが、2年後は大幅に増えた。過去の届け出台数を振り返ると、2023年6月以降は一貫して増加している。 今の軽自動車では、全高が1.7mを超える車種が売れ筋だが、ハスラーは全高を1.7m以下に抑えながら、SUV風に仕上げて販売は絶好調だ。