良血馬同士のマッチレース!3冠牝馬アパパネの子アマキヒが初陣V C・デムーロ「いい素質を持っている」【東京5R・2歳新馬】
27日、東京5Rの2歳新馬(芝2000メートル)は、1番人気に推されたC・デムーロ騎乗のアマキヒ(牡・国枝)が勝利。2010年の3冠牝馬アパパネの息子が見事に初陣を飾った。勝ち時計は2分01秒7(良)。 前半5ハロン62秒7のスロー逃げに持ち込み、直線は2着馬にあっさりかわされそうになったが、そこから一気にエンジン点火。同じくGⅠ馬を母に持つロジャリーマイン(母マリアライト=16年宝塚記念など)との激しい叩き合いの末、ゴールの瞬間はアタマ差だけ前に出た。 エスコートしたC・デムーロは「逃げる形になってしまい、直線は物見をしてフワフワした感じで走っていた。外から馬が来てもうひと伸びして、しっかり反応してくれた。いい素質を持っていると思います」と中身の濃いレースを振り返った。 国枝調教師は「クリスチャン様様だね。もうひと押しすれば(伸びる)っていうのが乗ってて分かってるのかも。(今日これで)4連勝だもんな。3つは勝ったけど、オレの分も残してあるのかなと思ってた。大丈夫だったな(笑い)」と〝国枝節〟を炸裂させつつ、鞍上を称賛。 母はGⅠ5勝のアパパネ、半姉に秋華賞馬アカイトリノムスメがいる国枝厩舎&金子真人オーナーゆかりの一族。アマキヒを含めてデビューした7頭すべてが勝ち上がっており、「牡馬だし変わってくると思う。(ダービーも)行きたいね。そういう路線でと思うし、できたら賞金加算もね」と今後に期待を寄せた。
東スポ競馬編集部