【体験談】「東京都で2900万円の注文住宅を建てた夫婦」後悔したポイントは?住宅の専門家が快適な住まいづくりを解説
注文住宅で後悔したポイント2:玄関から見える景色
「玄関ドアを開けるとすぐにリビング、キッチンが丸見え。来客時に目立つので恥ずかしい」 玄関から続く廊下をなくすことでその分限られた広さを有効活用できるようになるので、同じ床面積の家であっても他の部屋を広くすることが可能になります。 また、建築コストを抑えることができるのもメリットといえるでしょう。 一方で、玄関からリビングやキッチンが丸見えになってしまうので、来客時のことを考えると常に綺麗な状態を保っておく必要があります。 また、玄関ドアの開け閉めの度に外の空気が直接侵入してくるため、部屋の気密性や断熱性を高める必要が生じます。 したがって間取りを決定する際には、このようなメリットとデメリットをあらかじめ頭の中に入れておくことが大切です。
注文住宅で後悔したポイント3:2階の和室が不要だった
「2階の部屋のひとつを和室にしたが、布団では眠りづらく、結局畳の上にシートを敷いてベッドで寝ている」 和室には畳の「い草」によるリラックス効果や漆喰、砂壁等による調湿効果が期待できるため、日本人なら和室を作っておきたいと考える人も多いです。 メリットも多い一方で、畳は家具の重みで跡がつきやすく、ダニやカビの温床になりやすいといったデメリットもあります。 また布団を敷いて寝る場合には布団を片付ければ部屋を広く使えるのがメリットですが、ベッドで寝るならメリットは半減してしまいます。 これらのことを事前によく理解した上で、和室を設けるべきかどうか考えるべきでしょう。
注文住宅で後悔したポイント4:2階のベランダのサイズを見誤った
「2階にベランダを作ったが、サイズが中途半端で使いにくい」 ベランダは単に洗濯物を干す場所というほかに、子供の遊び場、家族団らんの場所、ガーデニングを行う場所などの用途があります。 また、1階と2階では同じサイズでも目線の高さの違いから、サイズ感をイメージしにくいこともあります。 ハウスメーカーの担当者や設計士との打ち合わせの中で、平均的なサイズ感や、使用用途に応じたサイズ感を聞いておき、すり合わせておくとよいでしょう。