【体験談】「東京都で2900万円の注文住宅を建てた夫婦」後悔したポイントは?住宅の専門家が快適な住まいづくりを解説
注文住宅の満足ポイント3:掃除しやすさを重視!洗面所周りもタイルにした
「風呂場だけでなく洗面所周りも全てタイル張りにしたので、掃除しやすい」 タイルは素材自体が非常に硬くて頑丈なので傷がつきにくく、汚れも目立たないので掃除の手間を省くことができます。 ただしタイルの隙間を埋める目地は比較的汚れが付きやすく、カビの温床にもなりやすいので、10年程度で目地の補修などが必要になることを押さえておきましょう。
注文住宅の満足ポイント4:勝手口を作ったこと。帰宅した子どもを即風呂へ!
「洗面所の横に勝手口を作ったので、汗だくで帰宅した子どもたちを勝手口から直接浴室に連れていけるのが便利です!」 勝手口があると買い物帰りの荷物や生ごみなどを、玄関を経由しないで部屋の中に出し入れすることができるので便利です。 また子どもが泥だらけで帰宅しても、玄関を通らずに家の中に入れることができます。 一方で、勝手口は道路から見えにくい場所に設けられることが多いので、その場合には防犯対策が欠かせません。
注文住宅の満足ポイント5:2階にシャワーを設置!時間を気にせずお風呂に入れる
「2階にもシャワールームとトイレを設けたので、1階で寝ている人を起こすことなく気軽にシャワーやトイレを利用できるのが良いです」 家族の中に帰宅時間が遅い人や夜遅くまで家で仕事をしている人がいる場合には、2階にもトイレやシャワールームがあると便利です。 ただし水回りは建築コストが嵩むので、本当に必要なものなのかどうかを事前に良く検討しておくことが大切です。
まとめにかえて
マイホームを建てることは多くの人にとって一生の中でも何度もあることではないので、簡単に失敗する訳にはいきません。 そのため住宅会社の営業マンや設計士と何度も打ち合わせを重ね、デザインや間取り、仕様、設備にこだわるという方がほとんどでしょう。 ところが実際に完成した家に住み始めてみると、後悔する人が多いのが現状です。 こういったことからも、過去に家を建てたことのある人の体験談は非常に参考になります。 理想の家のカタチは人によって異なりますが、他の人の体験談を自分の住まいづくりに役立てることがマイホームづくりを成功させる一番の近道です。
参考資料
・株式会社AZWAY「家の失敗に関する調査」 ・国土交通省住宅局「令和4年度 住宅市場動向調査 報告書」
亀田 融