2025年の欧州サッカー移籍市場はどう動く…久保建英、遠藤航、三笘薫らの大型移籍はあるのか…バイエルンは鈴木彩艶に興味?!
森保ジャパンのキャプテンを務める遠藤も、年末に移籍の可能性が報じられた。 米メディアの『Sports Illustrated』は、英プレミアリーグのフラムが今冬に遠藤の獲得に動くと報じた。これに呼応するように、スペインメディアの『FICHAJES.NET』もフラムだけでなくセリエAのACミラン、スコットランドの名門セルティックなどが遠藤の獲得に興味を示していると続いた。 冬の移籍市場で遠藤の名前が何度も登場するのは、今シーズンからリバプールの指揮を執るアルネ・スロット監督(46)のもとで控えに甘んじているからだ。5日(日本時間6日)に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦を含めて、シーズンの折り返しを迎えたリーグ戦で先発出場はいまだに一度もない。 UEFAチャンピオンズリーグも同様で、現時点で先発はカップ戦のガラパオカップに限られている。ユルゲン・クロップ前監督(57)のもとで後半戦からアンカーに定着し、マンチェスター・シティと優勝争いを繰り広げたリバプールの中盤を最後まで支えた昨シーズンと比べて、遠藤が置かれた立場は180度変わった。 もっとも、スロット監督から寄せられる信頼がゼロというわけではない。時間の経過とともに、試合の最終盤を締める役割を確立させた遠藤は、伝統のFAカップも加わり、さらに過密日程を余儀なくされる今後で欠かせない存在となりつつある。同時進行で遠藤への評価も高まり、各メディアで名前が報じられるようになった。 試合勘の欠如を心配する声があるなかで、遠藤を支える金言もある。 昨シーズン限りで引退し、現在は指導者の道を歩みながら森保ジャパンにもコーチとして臨時入閣している代表のレジェンド、長谷部誠氏(40)から「この年齢になればそんなに試合に出ていなくても、試合勘とかは関係ないと自分は思っていた」と経験に則ったアドバイスをもらった。これを受けて遠藤はこう語っている。 「大事なのは普段の練習からしっかりといい準備をして、チャンスがきたときには最良の結果を残すために最大限のプレーを見せること」 プレミアリーグとチャンピオンズリーグのリーグフェーズで首位を走り、ガラパオカップでは準決勝に進出。3回戦から出場するFAカップを含めて四冠の可能性があるチームで、さらに真価を発揮するのは今シーズンの後半戦だと遠藤は自らに言い聞かせる。リバプール専門メディアの『LIVERPOOL.COM』もこう伝えている。 「遠藤をチームに留めておく価値は十分にある」 動きがあるとすれば今シーズン終了後か。スロット監督は昨夏の就任直後から、守備的な中盤に若手を求めている。指揮官の要求が満たされ、遠藤自身もリバプールでの仕事が終わったと考えたときに、32歳になっているベテランが2年間の契約期間を残して、今夏の移籍市場の“人気銘柄”になるかもしれない。
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