日本代表かアメリカ代表か…チェイス・アンリの決断は米国でも大注目!「ファンも招集を望んでいる」
本人の考えは?
シュトゥットガルトDFチェイス・アンリの選択について、アメリカでも大きな注目が集まっている。 チェイス・アンリ本人が語る代表選択は… 日本人の母とアメリカ人の父の間に日本で生まれ、3歳の時にテキサスに移り、12歳まで過ごしたチェイス・アンリ。その後に日本に帰国し、尚志高等学校に在学中にU-20日本代表候補のトレーニングに飛び級で参加するなど期待を集めると、卒業後にはシュトゥットガルトへの加入を決断。今季から本格的にトップチームに合流すると、ここまでブンデスリーガ12試合、チャンピオンズリーグ4試合、DFBポカール3試合に出場している。 そんな20歳DFは、これまで世代別の日本代表でプレーしてきたものの、A代表として公式戦に出場していない。そのため、現在は日本代表とアメリカ代表を選択できる状況になっている。本人は昨年『GOAL Japan』のインタビューで「どちらかを選ぶことになったらその時はその時ですし、とりあえず今はクラブで頑張るしかないと思っています。何が正解か分からないですし、あとは自然に任せるという感じです」と語っていた。 そして、チェイス・アンリの決断にはアメリカでも大きな注目が集まっている。『GOAL USA』のライアン・トルミッチ記者は「シュトゥットガルトで急成長!チェイス・アンリはどちらの代表を選ぶのか」と題し、国内のファンからも招集を望む声が強まっていることを指摘した。 「チェイスは日本で生まれ、アメリカで育った。人生の大半を日本で過ごしたものの、どちらの国の代表でもプレーする資格がある。アンダーカテゴリーでは日本代表のみでプレーしてきたが、現在のアメリカ男子代表を追っている人であれば、議論がどう進むかは明白だ。シュトゥットガルトでの躍進以来、チェイスはアメリカサッカー界で重要な話題となっている。アメリカ代表のサポーターたちはSNSで、チェイスをマウリシオ・ポチェッティーノ監督のチームでプレーさせようと声を上げているのだ」 「チェイスはすでに競争が激しいセンターバック陣に割って入る貴重な選手になる可能性は十分だ。マーク・マッケンジー(トゥールーズ)、ティム・リーム(シャーロット)、クリス・リチャーズ(クリスタル・パレス)、オーストン・トラスティ(セルティック)、キャメロン・カーター=ヴィッカーズ(セルティック)、マイルズ・ロビンソン(シンシナティ)が競争に加わっているが、彼らのポジションはまだ確約されていない。もしチェイスがコミットすれば、すぐに競争に参加できるだろう」