町田に新加入DF菊池流帆、いきなり“らしさ”全開「青森山田から来た菊池流帆です!」 黒田監督も笑う
FC町田ゼルビアは8日、町田市内のクラブ施設で2025年シーズンの初練習を行い、J1での2季目へ始動した。神戸から完全移籍で新加入した菊池流帆(28)も合流し、新天地でスタート。青森山田高時代の恩師でもある黒田剛監督(54)の前で早速、持ち前の明るさを披露し、町田での一歩を踏み出した。 【画像あり】かっこいい!日本代表の新ユニホーム発表 「ヨウジヤマモト」デザイン、コンセプトは炎 「青森山田から来た菊池流帆です!」 菊池は練習前の全体ミーティングで行ったあいさつから“らしさ”全開だった。練習後の取材では「インパクトを残さなあかんかなと思ったけど、あまりウケてなかったので…」と苦笑したが、FW藤尾が「持ち前の明るさでみんなを元気にしてくれた。(黒田監督も)めっちゃ笑ってた」と絶賛するように早くもチームメートの心をつかんでいる。黒田監督も「いきなり、ああいうことができるのは流帆くらいしかいない」と笑顔だった。 この日は約2時間、ランニングメニューや強度の高いボール回しなどをこなした。練習メニューの切り替え時もジョギングが課される徹底ぶり。初練習を終え「きついっす。初日でこれはきついっす」と言いながらも充実の表情だった。 J2山口を経て20年に神戸へ移籍し、主力に定着。だが、23年は左膝前十字じん帯損傷でシーズンをほぼ棒に振り、昨季もチームがJ1連覇した裏で20試合出場にとどまるなど「悔しい思いしかなかった。自分は神戸で何も成し遂げてない」。心機一転、新たな場所に選んだのが、青森山田高時代に指導してくれた黒田監督率いる町田だった。 「新たな環境で厳しい競争を勝ち抜いて試合に出て成長したい思いが一番。ゼルビアで優勝したい」 対人での強さはもちろん、打点の高いヘッドや攻撃参加も武器。ピッチ内外で存在感を発揮していく。