クラブ幹部から放出不可能との声も

去就が注目されている板倉。（C）Getty Images

　プレミアリーグの強豪に移籍する機会があれば、逃したくない選手は少なくないだろう。 【画像】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショット 　板倉滉がそのひとりかどうかは分からない。ただ、英『TEAMtalk』は１月７日、日本代表DFがイングランド行きに前向きな姿勢の様子と報じた。ボルシアMFの27歳については、以前からトッテナムの関心が取りざたされているのは周知のとおりだ。 　トッテナムを指揮するアンジェ・ポステコグルー監督は、横浜F・マリノス時代の経験を生かし、セルティックで日本人選手たちを活用してきた。古橋亨梧を筆頭に、前田大然や旗手怜央は、グラスゴーの地で確かな地位を築いている。 　そんなアジア市場に精通する指揮官が注目しているとのうわさが絶えないのが、ボルシアMGに所属する板倉だ。トッテナムはミッキー・ファン・デ・フェンやクリスティアン・ロメロの負傷などを受け、１月のマーケットで守備強化を図ると言われている。 　TEAMtalkは「トッテナムからイタクラに打診があったことは確認できる」と報じた。 「情報筋によると、彼はスパーズ移籍に前向きだ。移籍には約1500万ポンド（約30億円）を要するだろう。今月注目のひとりだ。ただ、PSVも彼に関心を寄せている」 　今季の板倉はリーグ戦での15試合を含め、公式戦全17試合で先発フル出場。主力としてブンデスリーガ８位のチームに貢献してきた。クラブ幹部から放出不可能との声も寄せられている。 　だが、トッテナムはプレミアリーグで13位の失点数。順位も12位と苦しみ、ポステコグルーに対する批判も小さくない。後半戦の巻き返しに向け、板倉獲得への動きを強める可能性はあるのか。日本代表が新天地に向かうのか、進展が注目される。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部