なぜRIZIN連敗を喫した平本蓮は朝倉未来の「まだまだ話にならない」のツイートに「オレの方が強い」と反論したのか?
この試合にインパクトのある勝利を収めれば対戦の可能性もあった朝倉未来は、「まーこんなもんよ まだまだ話にならんな」(原文まま)と綴った。 また一方でリングサイドに姿を見せた“日本最強のラッパー”の呂布カルマは、「結果がどうであれ、目の前であんな試合を観れたらとても茶化したりは出来ないな」と同情コメント。 試合前には「しょうもない絡み方をして損した。一番面白い“オチ”がつくように」と皮肉をこめて語っていたが、2ラウンド開始前にドクターチェックが入るほど左目を腫らしながら最後まで激闘を続けた平本のファイトを目の前で見て、ディスることはできなかったようだ。 平本は、試合後会見で朝倉未来のツイートへの感想を聞かれると「どうも思わない。オレの方が絶対強いと思う」と強がってみせた。そして「どんどん試合して、必ずRIZINで頂点をとる。絶対あきらめない」とまで言い放った。 これでRIZIN2連敗。結果が伴っていないだけにSNS上での過激攻撃は、これから控えるのか、も気になったが、平本はニヤリと笑う。 「控える?別にないっすよ。黙っていられるタイプじゃないので」 懲りない平本は今後も“SNSバトル”に一歩も引かないことを宣言した。SNSで放言してきたことの「プレッシャーもなかった」という。 そして「どんどん試合をする」と繰り返し、鈴木、萩原とのリベンジ戦も「死に物狂いでやりたい」と熱望した。 完敗しても、なお、朝倉未来よりも「オレの方が強い」と超ポジティブシンキングで前を向けるのには理由がある。 実は、昨年末に平本は、6月に那須川天心とのビッグマッチを戦うK-1の武尊のプライベートジムを訪れ、スパーリングを申し入れた。堂々と打ち合い、K-1で磨いた平本の打撃がトップクラスにあることを武尊も認めたという。MMAの師匠の石渡も「練習だとUFCファイターレベル」と認める。打撃もMMAも一線級。その自負と自覚があるからこそ平本はRIZIN2連敗くらいでは自信喪失しない。 榊原信行CEOは「2人は持って生まれた戦う男のファイティングスピリッツを持っている」と負傷無しでは済まなかった2人の壮絶ファイトを評価。