なぜRIZIN連敗を喫した平本蓮は朝倉未来の「まだまだ話にならない」のツイートに「オレの方が強い」と反論したのか?
平本については「負けはしたが、成長を見てとれた。足らないのは実戦経験。道場では強いんだからリアルに試合をする中で、それをどう引き出すか。実戦しか学べないことがある。次回トリガー、ナンバーシリーズでしっかりとやって、海外に戻るなら戻ればいい。来月の大会からでも(戦う場を)提供したい」と明言。 また「いつか朝倉未来さんと戦えるように」と語った勝者の鈴木に関しては、セミファイナルでTKO勝利した“怪物くん”鈴木博昭(37、BELLWOOD GYM)が、この試合の勝者との対戦を訴えていたことを聞き、「キャリア、スタイルも噛み合う。面白いと思う」と、“鈴木対決”の実現に乗り気になっていた。 敗れても平本にチャンスは残った。 確かに平本には格闘家としてセクシーと表現してもいいほどの華がある。SNS上での展開で見せるエンターテイメント力、自己プロデュース能力も高く、トップスターにのぼりつめる可能性を秘めた原石であることは間違いない。ただ結果が伴わねば、単なる“SNS番長”であり、スパーリングチャンピオンである。 「がんがん試合をして持っているものを最大限に出せれば、強い自分を見せられる。このまま引くわけにはいかない。RIZINで誰よりも強くなってみせます」 アンチもシンパもその平本の決意の行方を見守ることになる。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)