8割以上の保護者が高校生の進路選択をサポート!? 子どもがうれしいと感じるサポートとは?【進路意識調査より】①
子どもに伴走しながら一緒に進路選択をしていこう
――高校生のお子さまと一緒に進路を考えていくにあたって、保護者のかたはどんな関わり方を目指したらよいでしょうか? (真坂さん) 社会の変化が激しい時代の中で、お子さまがこれから生きていく環境は、現在とは大きく変わっているでしょう。 私たち保護者も、新しい時代に適応できるよう自分自身をアップデートしていかなければなりませんね。 その一方で、いろいろな経験を経てきた大人だからこその知識もあり、情報リテラシーなども身に付いています。 そこで、保護者である私たちは、お子さまの「伴走者」になれるとよいのではないでしょうか。 伴走者は、お子さまの前を走って先導するのではなく、並んで走ったり歩いたりしながら、「どっちに行こうか?」と相談して一緒に進んでいく存在です。 「並んで進む」という意識でいれば、お子さまの興味や変化に気付きやすく、タイミングに応じて的確な情報提供ができます。 自分の将来を真剣に考え始めたお子さまにとっても、経験豊富なパートナーが隣にいてくれれば、とても心強いと思います。
まとめ & 実践 TIPS
お子さまの進路選択は、保護者のかたにとっても重大な問題。 だからこそ、真坂さんがアドバイスしてくださった「伴走者」のスタンスを大切に、お子さまと一緒に納得の進路を見つけられるとよいですね。
プロフィール 真坂 淳 NPO法人 日本学生社会人ネットワーク(JSBN)代表理事 三井住友銀行勤務を経て、世界最大級のネットワークを持つBNPパリバ銀行グローバルバンキング本部のマネージングディレクターとして、日本の大企業のグローバルビジネスをサポートする。シンガポール・ニューヨークに11年勤務。米国公認会計士。 中高生・若手社会人のキャリア教育プログラムに2012年から取り組み、全国40を超える学校で授業・公式行事としてキャリア教育プログラムを提供している。