「緑色」の子犬が生まれる。珍しいが同様のケースも、なぜ緑になる?
アメリカ在住のカップルが飼育する愛犬2匹の間に、珍しい子犬が生まれた。複数匹のきょいうだいたちの中に「緑色」のメスがいたのだ。 【画像】驚き!珍しい「緑色」の子犬 ミシシッピ州に住むアニスと恋人のグレッグは、ピットブルのパールとハーレーを飼っている。11月初旬、2匹の間に子犬たちが生まれたのだが、1匹だけ明るい緑色の毛をまとっていた。
『シュレック』にちなみフィオナと命名
「アメリカン・ピットブルが生んだ子犬がなぜ緑色なのか?」と世にも奇妙なGoogle検索をした、と、アニスさんは米テレビ局WAAYの取材に答えた。 映像では、まだ目も開いていない生まれたての白い子犬たちに混ざって、緑色の子犬がいる。 アニスとグレッグは、映画『シュレック』シリーズのキャラクターにちなんで、緑色の子犬に「フィオナ」と名付けた。主人公シュレックのパートナーで、同じくオーガのプリンセスだ。 フィオナはいちばんに母親の胎内から出てきたため、「初めは色が違うこに気づかなかった」とアニスは語る。 「でも、もう1匹出てきたとき『最初の子、色がまるで違うじゃない』と思いました」
なぜ緑色に?
2020年にも、イタリアで緑色のオスの子犬が生まれている。彼は「ピスタチオ」と名付けられた。 米ノースカロライナ州や、スコットランドでも同様のケースが報告されており、まれではあるが似た事例があるようだ。 CNNによると、母犬の妊娠期間中、胆汁に含まれる緑色の色素「ビリベルジン」が胎盤から羊水に混ざり、子犬の毛を染めることがあるという。 フィオナは数週間で本来の毛色に戻る見込みだそう。 アニスとグレッグはすでに犬を4匹飼育しているため、フィオナを含む子犬たちは別の家族に譲る予定だという。
文:Rikako Takahashi