大阪府・吉村知事が定例会見7月28日(全文3)高齢者の接種目標はおおむね達成
ベッドが少なくなったらどちらを優先させるのか
日本経済新聞:今後、重症患者も増えてくると思われるんですけども、その場合、重症患者と軽症・中等症患者、どちらを優先して入院、ベッドが少なくなった場合ですね。どちらを優先させていく考えでしょうか。 吉村:どちらを優先するというか、やはりそれは比較するもんではないと思いますけれども、やっぱり重症病床、これは、重症の治療を受けられないということはあってはならないと思いますから、最後たどり着くのは、僕は重症病床だとふうに思っています。なので、だんだんやっぱり重たくなってくるわけですよ、軽症から始まって中等症Iに入ってですね。で、中等症IIになってくると今度は酸素マスクを当てるようになってくると。で、中等症IIの次が重症ですから。最後行き着くところはやっぱり重症です。今、高齢者の陽性者がそこまで少なくないので、ひょっとしたら40代、50代の、今は中等症が多いけれども、そのあと重症者がその年代で増えてくるかなというふうに思ってます。 ただ、最後の最後はやっぱり重症病床だろうと思いますが、今のこの陽性者の内訳から見ても、逼迫するのは中等症病床から逼迫するだろうというふうに思っています。中等症病床がどんどん逼迫していくと、症状の重たい人が、中等症でも重たいレベルの人がどんどん入院していって、ホテルにもそういう人が入ってくるとか、そういった状況になってくる。そういった状況になってくると重症者も増えてくるということになるんではないかというふうに思っています。
高齢者のワクチン接種目標は達成か
日本経済新聞:すいません、1点、別件で。きのう、報道提供があった府内のワクチンの接種状況についてなんですけど、市町村別に2回目接種人数とかの数字が出たと思うんですけど、府が目標に掲げていた7月末までに希望する高齢者全員のワクチン接種完了するという目標は、これはもうおおむね達成したということでよろしかったですか。 吉村:そうですね。おおむね達成してるというふうに思います。それぞれの市町村に確認しても、これはおおむね達成してるという報告も受けてますし、それから、これ、どうしてもVRSでの報告になりますのでVRS上の、大阪府が今回公表した市町村別の公表も全てVRS上の公表になりますから、実態に、打ってるところとどうしてもタイムラグ、時間の齟齬というのが生じます。その中でも1回目接種した高齢者の方がもう80%を超えていると、VRS上です。で、2回目接種した人が約65%。1回目に接種してから、ファイザーですから3週間以内に2回目を接種することになりますので、あと1週間ありますし、8月の上旬含めて考えたらほぼほぼ高齢者については、希望者の方に7月末でおおむね達成したというふうに思っています。 今、詳細いくと高齢者の人口、238万人ですけれども、その80.5%が1回目の接種は終えていると。80%を超えているということですから、どうしても接種しない、希望されない方もいると思うので、80%となればもう、これはほぼ希望している方は接種しているだろうと。で、2回目接種を終えている人が64.7%、約65%ですから、これは日々、今度はこっちがまた積み上がってくると思うので、あと今週の1週間と来週ぐらい入れれば、3週間で、一番長く見ても3週間で埋まってくるわけですから、ほぼ高齢者については7月末で希望する方に接種をおおむね終えることができたというふうに思っています。 司会:次の方お願いします。そしたら前いきましょうか。はい。