大阪府・吉村知事が定例会見7月28日(全文3)高齢者の接種目標はおおむね達成
今日の感染者はもう報告が入っているのか
毎日新聞:今日の感染者は速報レベルでもう報告入ってますでしょうか。 吉村:ええ。僕の中にはだいたい午前中に概数は入ってきますが、詳細な数字は夕方にならないと確定しないので、ちょっとここでまた中途半端な数字言うと良くないと思う。4時か5時ぐらいになると確定しますが、そのときにまた発表したいと思います。きのうと似たような感じの数字だというふうに思います。 毎日新聞:ありがとうございました。 司会:次、お願いします。そしたら日経新聞さん。
重症病床で軽症・中等症の患者を診ることも考えられるか
日本経済新聞:日経新聞の古田です。病床のことについて伺いたい。軽症・中等症のほうが先に逼迫するということなんですけども、これ、軽症・中等症の今確保している病床よりも患者が上回った場合、府が重症用に確保している病床で軽症・中等症の患者を診るということも考えられますでしょうか。 吉村:それは病院の協力関係が必要になってくると思うので、数が増えてきたときの臨時の措置として、可能性としてはあると思っています。ただ、これは分母として、いきなり重症を崩して軽症・中等症にして、軽症・中等症の分母を増やすということは考えてないです。2500床確保していますから、それが50%を超えて、さらにそのあとは増えてくることも想定されます。重症は増えてないんだけれども軽症・中等症だけが増えてくるというようなことになれば、これは重症の病院に、重症で病床を確保してくれている、看護師さんも確保してくれているわけだけども、ちょっとここは軽症・中等症のほうにシフトをお願いしますというのは、これはあり得るかもしれません。 だいたい一般的に言うと重症病床を1つつくるのに4つの中等症病床をつぶさないといけないという形になっています。前回がまさにそういう状況でした。看護師さんの看護体制とか、いろいろ見ると、そこはやっぱりベッドとして、ベッドの物理的な数というよりは、やっぱりそういうところが非常に課題になるわけですから。だいたい重症病床を1個つくるのに4倍の労力が掛かるというのが現状です。前回はそれを、軽症・中等症病院で重症を診てもらったわけですけど、だからこそ軽症・中等症病床が実際よりも運用率が、100%じゃなくても100%に近い状態になったので、今回、逆というのは確かにあるかもしれません。 でもこれはやっぱり軽症・中等症がオーバーフローするような状況になってきたときにお願いすることになるだろうと。今はやっぱり軽症・中等症で2500確保してますから、それぞれの病院にしっかり治療をぜひお願いしたいというふうに思ってます。いろいろ、だからわれわれも策として考えているところはありますが、まずはなんとかこの今の大阪の医療レベル、医療提供体制、この範囲に収まるように行動と、それから感染対策の徹底をお願いしたいと思ってます。