マンガ、WEB、ゲーム…本の可能性をグイグイ広げる講談社。コミカライズコンテスト開催中の元テレビマン社員に裏側を聞いてみた
◆可能性を押し広げる ーー携わった本をあるコンビニエンスストアチェーンに配置してもらったら、販売部数がグッと伸びたことがありました。その理由を分析したら、単にコンビニで売れた、ということではなく、コンビニを通じて読者との接点が増えたおかげで存在を知ってもらい、結果として書店やネットでも売れた、ということだったんですね。そのとき、様々な手段で<アクセスポイントを増やす>ことの重要さを痛感しました。 実は日本にある鍼灸の施術所の数って、コンビニエンスストアの数より多いんです。 だから、それだけ多くの方が東洋医学に携わっていると言えますし、その方々が応援をしてくださったからこそ『東洋医学はなぜ効くのか』もここまで広がったのだと思います。 近年の研究成果はもちろんですが、大きいバックグラウンドを持つという意味でも、「東洋医学」というコンテンツが秘めたポテンシャルはまだまだあるでしょうし、私も講談社の環境を活かして、その可能性を押し広げるお手伝いをしたいと考えています。 ぜひ、今回のコンテストに関心を持っていただけたら幸いです。 ーー本日はお忙しいところ、ありがとうございました!
「婦人公論.jp」編集部
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