少子化対策「総理のリーダーシップを期待したい」小池都知事会見1月6日(本文)
待機児童という言葉が死語になりつつある
それから財源なんですけれども、私は東京都知事になりましてから、あ、そうそう、待機児童対策はまさに知事になってから真剣に取り組みました。8500人近かった待機児童、今300人にまで減って、私は待機児童という言葉をゼロにするというか、死語にすると言ってきましたので、まさにその方向に今なりつつあるかと思います。財源なんですけれども、待機児童対策とともに都知事として始めたことが、都政のさまざまな事業の見直しです。事業評価ということを推進しまして、毎年数百億単位で、例えば昨年っていうか、4年度で言いましても1117億円、この事業評価で見直しをして、ひねり出してきています。これをまた別のスタートアップなどで投資をしているということ。で、この6年間で約5800億、生み出しています。 そういったことで、これがまさに東京大改革とずっと私が申し上げていることで、改革をすることによって必要な予算をまとめて、そちらのほうで生かしていくというのが行政の在り方ではないかということで、これまでも進めてまいりました。よって最初のころからしまして、財源の確保額というのは約3.7倍、4倍近くになっております。こういう形で、改革を進めた上で、それを財源にして今回の補助に、給付に充てていくということです。 記者:ありがとうございました。それでは各社の質問に移ります。挙手の上、知事の指名を受けてから社名と名前を名乗って質問をお願いします。
感染拡大も懸念されるがどう対応するのか
記者:すみません。TBSの佐藤です。よろしくお願いします。すみません、コロナについて2点伺いたいんですけれども。死者が全国で最多を更新していますが、都内ではまだ大きな増加はないというところ、この要因はなんだとお考えでしょうか。また一方で、重症者はすでに都内、第7波のピークを超えていて、今後、感染の拡大も懸念されますが、どう対応していくつもりなのかお聞かせください。 小池:ずっと東京モデルとして、特に既往症を抱えておられるケースの多い高齢者の対策ということに注力をしてまいりました。それによって亡くなる方をいかに減らすかという戦略的な取り組み、これを東京モデルと称させていただいております。とはいえ、毎日やっぱりそうはいっても十何人、20人の方が亡くなられるということについては、本当にこのコロナを早く亡くなる病気ではないぐらいにしていきたいという思いでいっぱいです。 いずれにしましても戦略的に取り組むということで、今回も都内に全部で8つの施設をつくって、そこに、高齢者の方々で介護も必要な方のコロナ陽性者の方を重症化させない、そしてお亡くなりになる方をいかにして減らすかという取り組みを行っております。いずれにせよ、これからもしっかりとコロナ対策を進めていきたいし、都民の命や健康をしっかりと守っていきたいと考えております。よろしいでしょうか。