「ポメラート」クリエイティブディレクターが語るジュエリーの魅力
ミラノが誇る金細工の伝統を受け継ぎ、モダンかつ型破りなスタイルのジュエリーを展開する「ポメラート」。京都で開催されたハイジュエリーコレクションをお披露目するガラディナーのため、クリエイティブディレクター、ヴィンチェンツォ・カスタルド氏が来日。「ポメラート」の魅力やジュエリーにかける思いをうかがいました。
エレガントな男性にもぴったりのジュエリー
イタリア伝統の金細工技術が受け継がれる街ミラノを拠点として、洗練されたモダンなジュエリーを手がける「ポメラート」。そのハイジュエリーコレクションの新作をお披露目するガラディナーが、古都京都で開催されました。 舞台となったのは、東山の山頂から街を見下ろす「将軍家青龍殿」。日本でのイベントに合わせて特別に制作された新作のパリュールをはじめ、卓越した職人技とモダンな感性が宿る美しいジュエリーがゲストを魅了しました。
このイベントを前に、22年に渡り「ポメラート」のジュエリーデザインに携わり、現在クリエイティブディレクターを務めるヴィンチェンツォ・カスタルド氏にインタビュー。ハイジュエリーの制作背景や自身のデザインへの向き合い方など、貴重なお話をうかがいました。
── 今回のハイジュエリーコレクションのテーマを教えてください。 ヴィンチェンツォ・カスタルドさん(以下ヴィンチェンツォ) コレクション名は「THE DUALISM OF MILAN」。ミラノという街が持つ二面性の共存です。ご存知のように、ミラノは非常にカラフルでクリエイティビティに溢れるファッションやインテリア、アートの中心地です。 そして、クリエイティビティを表現したい人たちが世界中から集まり活躍しています。私もそのうちのひとりです。出身はトスカーナですが、自分の才能を発揮するなら、やはりミラノしかないと思い、今に至っています。 また、その一方でミラノには企業や会社も多く、厳格で組織的、高層ビルが立ち並ぶ都会的な街という側面もありますよね。この両極にある魂が共存することで生まれるクリエイティビティを表現しました。