「サブウェイ」のオーダー方法が日本人に向いてない問題…“優柔不断”だけではない“もうひとつの原因”とは
極めてマジメ
こうしたやり取りもサブウェイの魅力なのだが、多くの日本人にとってはこのような変幻自在の注文の仕方は難しいのではなかろうか。だからこそ、ピザチェーンでもガチっと固まった商品が存在するし、従業員もマニュアルを重視する。 客も店員もあまりにも柔軟過ぎるサブウェイが日本では多少苦戦する理由というのはここにあるのではなかろうか。日本人はファストフードの注文においても極めてマジメで、「型」を重視しているのかもしれない。
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう) 1973(昭和48)年東京都生まれ、佐賀県唐津市在住のネットニュース編集者。博報堂で企業のPR業務に携わり、2001年に退社。雑誌のライター、「TVブロス」編集者等を経て現在に至る。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『ウェブでメシを食うということ』『よくも言ってくれたよな』。最新刊は『過剰反応な人たち』(新潮新書)。 デイリー新潮編集部
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