焚き火で熱燗なんて最高過ぎる! 冬キャンプで嗜む熱燗&温燗のつくり方とおすすめの酒器とは
大自然を感じながら焚き火の炎に癒やされたり、キャンプ飯を楽しんだりと、キャンプ中には人それぞれさまざまな楽しみがあるもの。なかでも「キャンプの醍醐味といえばやっぱりお酒でしょ!」という方も多いのでは? とくに寒い時期に焚き火を囲みながら楽しむ熱燗は、心も体もポカポカと温めてくれる、お酒好きには堪らないご褒美タイムですよね。そこで今回は意外と簡単な、アウトドアで熱燗を楽しむための方法や基礎知識を紹介していきます。 【写真】熱燗のつくり方と酒器をチェックする(全5枚)
アウトドアで熱燗はどうやって作る?
自宅であれば電子レンジなどで簡単につくれる熱燗ですが、アウトドアではどうやって作ればいいのでしょう。まず熱燗を温める際に必要なのは、クッカー(コッヘル)やメスティンなど、キャンプ用品として定番の火にかけられる深型の調理器具。 そこに日本酒を入れた徳利やちろりを入れ、徳利の半分まで水を入れたら、一旦それらを取り出して火にかけます。水が沸騰したら火にかけるのをやめて、そこに徳利やちろりを浸し、日本酒が好みの温度になったら完成です。
温め時間や美味しく作るコツはある?
浸す時間の目安は、日本酒を入れた容器の素材にもよりますが、熱燗は3分、ぬる燗は2分半程です。温度にこだわりがある人は温度計を持っていくのをお忘れなく。また徳利やちろりの注ぎ口にラップをしておくのもおすすめ。飲む瞬間まで、日本酒のいい香りを閉じ込めておくことができます。
アウトドアには徳利よりも「ちろり」がおすすめ!
ちなみに「ちろり」とは金属製の日本酒を温める酒器のことで、取手のついたコップのような形状をしています。本来はアウトドアグッズではありませんが、熱伝導率の高さや軽くて丈夫なアルミやステンレス製のものが多いことから、アウトドアにもピッタリなアイテム。無骨な見た目も他のアウトドアグッズと馴染みやすくていい感じです。 徳利で雰囲気いっぱいに熱燗を楽しむのもいいですが、陶器やガラス製の多い徳利だと割れてしまう可能性も大いにあります。キャンプのような落としてしまう可能性の高い場所では、「ちろり」の方が使い勝手がいいといえるでしょう。 寒い季節に自然の中で楽しむ熱燗は、大人ならではの贅沢な時間。次回のキャンプでは、ぜひ自分だけの特別な一杯を作ってみてはいかがでしょうか。
野中陽平