新大久保でパキスタン人に本場の「ビリヤニ」の作り方を学んできた! #食楽web #ビリヤニ
新大久保の教会で、パキスタン人のベテランシェフから本場のビリヤニの作り方を習ってきた
突然ですが、筆者はビリヤニが大好きです。お店で食べるのはもちろん、自分でも調理に挑戦したこともあります。しかしどうにもうまくできない……と悩んでいた2023年末のある日、SNSで見つけたのが、ビリヤニ教室の案内でした。 本場の「ビリヤニ」の作り方を学んできた! そこにはこう書いてありました。『英語で学ぶスパイス使い サイラスさんとビリヤニを作ろう!』。スパイスの香り溢れる新大久保にあるキリスト教会でのイベントとのこと。これは本格的っぽいですね。しかも参加費は1000円。これはぜひ学んでみたい! ということでさっそく申し込み、参加してみました。
新大久保の教会で本格ビリヤニを学ぶ
JR新大久保駅から明治通り方面に徒歩5分ほど、韓流女子の大群が途切れたくらいの場所に、目指す会場の「日本福音ルーテル東京教会」があります。 ちなみに『英語で学ぶスパイス使い サイラスさんとビリヤニを作ろう!』は認定NPO法人CWS Japanによるイベント「コミュニティ・カフェ@大久保」の難民・移民支援活動の一環として行われました。 コミュニティ・カフェ@大久保:新宿区の大久保・高田馬場エリアで市民・難民・移民が出会い、助け合いが生まれることを目指し開催。毎月第1・第3水曜日にコーヒーや新宿福祉作業所のパンの販売と並行し、多様なイベントやワークショップを開催している
さて、今回の料理教室は教会の調理室で行われました。中に入ると多種多様なスパイスや食材がずらりと並べられており、すでにスパイシーな香りが漂っています。講師のサイラスさんはパキスタン人のクリスチャンでシェフ歴19年のベテラン料理人です。 参加者は老若男女合わせて10名、そしてスタッフの方々。まずは、自己紹介タイムです。サイラスさんは日本語が話せないので「英語で学ぶスパイス使い」ということだったらしいですが、そんなに堅苦しいものではなくて英語が得意でない人は日本語でもOK! 英語ができる人がその場その場で通訳してくれる、という和気あいあいとした雰囲気です。 サイラスさん:「(英語で、以下同)私はサイラスといいます。パキスタンのラホール州の出身です。私はシェフで、このような講師の経験はないのですがベストを尽くして教えますね!」 スタッフ牧さん:「サイラスさんとは難民・移民に関する外国人相談がきっかけで出会い、しばらく相談者と支援者という関係が続いた後に、この料理教室を企画しました」 牧さんによれば「私たちにつながる多くの外国籍の方々はさまざまな事情を抱え、制約もあり、日本社会で自らのスキルや才能を活かすことができない境遇にあります。そんな彼らが自身の能力を発揮し、日本人との交流から自信を取り戻す。そんな機会・場を提供するためにこうした活動をしています」とのこと。料理を通じての国際交流、大歓迎です!