新大久保でパキスタン人に本場の「ビリヤニ」の作り方を学んできた! #食楽web #ビリヤニ
このあたりで、先ほどから水に浸けていたバスマティライスをザルで水切りして、鍋に投入します。サイラスさんが全体を混ぜ、表面を丁寧にならします。そして強火のまま10分加熱。
煮詰まってきたら再び全体を混ぜ合わせてから表面を平らにします。
食品用着色料を牛乳(分量外)で溶かして黄色い液体を作ります。レシピでは「kewra essence」となっていますが、この日はなかったので牛乳で代用していました。kewra essenceとは、アダンという南アジア原産の木から作られる甘い香りの水です。
ビリヤニの表面に食品用着色料、パクチー、千切りにした生姜、レモンを散らします。
サイラスさん:「ビリヤニは色々な作り方がありますが、こうやって蒸して作るビリヤニは、ダムビリヤニと言います」 火加減は最初の30秒は強火にしてパチパチ音がしてきたら弱火にします。 サイラスさん:「このまま弱火で15分、そして火を止めて8分くらい蒸らします」
チャイなどを作りながら待つことしばし。サイラスさんがアルミホイルを外すと、ものすごく美味しそうな湯気とスパイスの芳香が! ビリヤニの完成です!「美味しそ~!」「早く食べたい!」「お腹空いた!」と盛り上がる参加者たち。
サイラスさんが汁物用のお椀を持ってきました。何に使うのかと思ったら、それを型にしてビリヤニを盛り付けてくれました。参加者たちはそれぞれ自分の皿を持ち、給食のように順番に並びます。
ビリヤニの上にはミントの葉をのせ、ライタを添えて。お店のようなビリヤニプレートができました!
ビリヤニをもらったら和室に移動。みんな揃って「いただきま~す!」。ほとんどが初対面の参加者たちですが、一緒に料理をして打ち解けた雰囲気になってきました。それぞれのビリヤニ遍歴など語り合いながら楽しくお食事タイム。
まとめ
サイラスさんのビリヤニは、お米パラパラ、しっかりスパイシーながら辛味はかなり控えめ、塩味も控えめなヘルシーなお味でした。大盛りにしてもらったのにペロリと食べてしまい、お代わりもしちゃいました。 後日スタッフの牧さんから届いたメールには、「半年前に生活相談に現れた時の彼(サイラスさん)と先日の料理教室で講師を務めた彼とは、まるで別人のように思えるほど、生き生きと自信に満ちていました」と書いてありました。 サイラスさんも参加者もみなさんも筆者も、みんなとても楽しかった! 美味しい食べ物は国も人種も超えてみんなの心をつなぐんだな、と改めて思った次第です。
●DATA コミュニティカフェ@大久保 住:東京都新宿区大久保1丁目14-14(日本福音ルーテル東京教会内) 営:第1・第3水曜日の13:00~17:00
(撮影・文◎工藤真衣子)