下半身リードで切り返すために大切なのは“踏み込み力”! 適切な「足の使い方」が学べる練習ドリルを実際に試してみた
練習ドリル①「タオル素振り」
ただ、これを頭で理解していても、実際にこの動きをやるのは難しいということです。そこで竹本プロがおすすめするドリルが「タオル素振り」。先を結んだタオルをビュンっと振ります。
手だけでタオルを振ろうとすると、手元とタオルが一緒に動く感じになって上手く振れないんです。ビュンっとタオルが伸びて、結んだ部分が走るように振るには、自然と、足を大きく動かして体を回す、左足にグッと踏み込む、という動きになるということです。 そしてトップでもタオルがピンっと張って真っすぐになるのが理想だそうです。右足かかとに体重が乗って行き、胸がしっかりと回ったトップにならないとタオルがピンっとならないそうです。
フィニッシュでもしっかりと振り切ることが大事だそうです。足を使えない理由のひとつに「手でボールに当てにいきたい」という動きになってしまうということがあるそうで、そうならないためにもフィニッシュまでしっかりと振り切ることが大事ということです。
早速タオルの先を結んでスウィングしてみました。これね、意外とビュンっと振るのって難しいんです。手だけで振ってしまうと、トップでグニャッとなってしまったり、切り返しが上手くいかなかったりして、タオルが真っ直ぐに伸びるような感じにはならない。特に僕は手打ちのクセがあるので、なおさらです。そういう人には最初は片手素振りがいいそうです。片手でタオルを持ち、足を使って体を大きく使って振ると、先端が加速してタオルが伸びるように振れるそうです。左手→右手→両手というふうにやると、上手く振れるようになるそうなので、やってみました。 確かに片手で振ったほうが体の回転でビュンっと振れますね。よく言われることですが、でんでん太鼓のようなイメージで体の回転にブラブラの腕がついてくるようなイメージだと上手く振れます。片手で振った時の感覚のまま両手で振ると、タオルが真っ直ぐになるようにビュンっと振れました。結構大げさに足を動かして、左に踏み込んで振ったほうがタオルが伸びますね。 このタオル素振りをしてみると、いかに自分が今まで下半身が使えていなかったかということがわかります。このくらい下半身を踏み込んで体も回転すれば、腕の力は使わなくても、もっとヘッドスピードが上がりそうな気がします。