大人気!ハリー・ウィンストンの「リリークラスター」で考える ダイヤモンドコーデの正解
■レギュラーとミニの組み合わせ コーデ多彩に
リリークラスターにはレギュラーとミニの2タイプがあり、両者を組み合わせるだけでコーディネートの幅がぐんと広がる。ユリの蕾(つぼみ)を思わせるミニの存在が、リリークラスターの優美なデザインに遊び心をもたらす。セットでつけた時のバランスも、非常によく考えられている。 ゴールドはイエローとローズ、そしてプラチナの3種がそろう。メタルのカラーミックスによっても、新たな表情を楽しむことができる。
■ダイヤモンドジュエリー 輝きを保つために
最後に、ダイヤモンドジュエリーの輝きを保つためにすべきことをお伝えしたい。ダイヤモンドの曇りの原因は、ほとんどの場合が皮脂汚れだ。ダイヤモンドは親油性が高く、油を吸着する性質をもっている。メイクやハンドクリーム、オイルをつけた髪に触れた手で触るだけでも、ダイヤモンドはどんどん曇っていく。解決法はいたって簡単で、中性洗剤で洗うだけだ。金属との間のホコリが気になるなら、きれいなメイクブラシを使ってもいい。 日常的に手を洗うときにリングを外す人がいるが、ダイヤモンドに関してはその必要はない。むしろ一緒に洗って油汚れをとったほうがいいのだから。 また、ダイヤモンドは硬度が高く、キズはつきにくいが、方向によっては割れやすいという性質ももっている。取り扱いは、ほかの宝石と同じように丁寧にすること。 洗っても輝きが鈍い場合は、素人判断で磨いたりせずに購入したジュエラーへ。洗浄を頼めば、超音波洗浄してもらえるし、状態によっては再研磨も依頼できる。 そして、定期的に確認をしたほうがいいのが、石を留める爪の緩みだ。トップジュエラーのものでも、気づいたら石がなかったという話を何度か聞いたことがある。不安があれば、やはり店で見てもらったほうがいい。そうしたメンテナンスにも快く応じてくれるジュエラーなら、安心して長く付き合うことができるはずだ。 文:福田詞子(ジュエリージャーナリスト) イラスト:谷本ヨーコ