大阪市・松井市長が定例会見3月17日(全文2)この条例で府市のやりとりが見える化
知事、市長の動きの確実性を担保する必要がある
これをルールにするには、知事、市長が誰になっても、そういう会議はきちっとするというのはルールにしていこうと思えば、これは条例でしかありません。会議のまま置いとけばいいんじゃないのって、これはあくまでも任意。平松さんなら辞めますよ。だから平松さんが、僕はいろんなことで府と協力したくないとか、それは選挙でそういうふうに公約掲げて市長になれば、それはそれでいいんです。ただし、やっぱり市民の皆さんに見える形で、なぜ大阪府と大阪市が1つにまとまって行政を動かせないのかという中身を、具体的にやっぱり市民の皆さんに知ってもらう必要があります。そのためには条例というルールで、知事、市長の、しっかり条例というルールの中で、知事、市長の動きの確実性を担保する必要があると、そう思っています。 だから調整会議なんていう、これは自民党と共産党がまた言ってるのかもしれないけどね。結局そんな、もうアリバイづくり、逃げの話です。だから堂々と調整会議できちっとルール化して、そこで物事を決めていく。市民の皆さんに見える化するのに何が反対なのか、よく分かりませんね。 関西テレビ放送:ありがとうございます。 司会:次の質問。朝日放送テレビさん。
10時にした場合も割増分の支給は続けるのか
朝日放送テレビ:ABCの木原です。時短を続けざるを得ないかもしれないということで、その場合の協力金のことでお伺いしたいんですけども。国からの協力金は、今の通達ですと9時と10時では金額が違うようですけれども、大阪市は、市長は10時とおっしゃったので、10時にした場合でも、今の割増分、追加分については今の仕組みでそのまま支給を続けるんでしょうか。それと、いつまで続けるんでしょうか。 松井:いや、10時になった場合は、今の割増分も少しまた考え直します。9時で今の割増分ですから。1時間、営業が延ばせるわけなので、ちょっと考えさせていただきます。これも無尽蔵に財源があるわけではありません。 朝日放送テレビ:減額の可能性はあるけど、時短要請をしている間はなにがしかの協力金は出すというお考えですか。 松井:それは要請してますからね。やっぱり行政として、本来は自由であるべき営業の自由に対して制約かけるわけですから。やっぱりそこはその制約に対しての、行政としてのなんらかの支援策というのは、僕は必要だと思っています。ただ、これ、僕は全国必要だと思うけど、やってるのは大阪だけなんでね。だからやっぱり木原さんも情報番組で関西のやっぱり比較して、ほかはどうなのと。やっぱりやるべきやと思いますけどね。 朝日放送テレビ:大阪しかやっていないことは言及しております。 松井:してくれていますか。 朝日放送テレビ:はい。 松井:ありがとうございます。 朝日放送テレビ:あと、じゃあもう1つ。一元化条例の件でお伺いしたいんですけれども。つまりこの一元化条例が成立すれば、知事と市長が違う政党になってもうまくいくと、つまりいつまでも維新の首長でなくても構わないということでしょうか。 松井:いや、選挙ですから。いつまでも維新の首長って、そんなんもう不確実ですよ。それは、僕は維新をつくり上げてきて維新で政治家やってきたんだから、やっぱり維新のスピリッツを持った政治家が、僕が大阪の政治の舞台から、これはもうちょっと降りたときでも、やっぱりそういう大阪であってほしいと思うけど、やっぱり世の中の人の民意っていうのは、どういう民意になるかなんていうのは、これは予測不可能なわけだから。だから政治の役割というのは、できるだけリスクをどうヘッジしていくかですから。 たから、ただ何度も言うように、この条例ができたあと、平松、橋下が、知事、市長になっても、なぜ、どこでもめているのかと、言い分の何が食い違うのかというのが、市民、府民に見えるようになります。ここが一番のこの条例の肝の部分です。