【ABC特集】さよなら”不夜城”「味園ビル」 裏なんばを照らす妖艶なネオン 昭和の香り残す2階バーエリア約40店「最後の冬」に密着 噂飛び交う”ビルの今後”は?
「このビルのむこう半分は昔、1階からキャバレーやった」 味園ビルには建築当時、1階から4階まで吹き抜けの「世界最大と謳われたキャバレー」がありました。しかしキャバレーは時代の流れに抗えず、当時のビルオーナーが閉鎖を決断。吹き抜けをふさぎ、今は閉鎖されたホテルや宴会場。そして2階のバーエリアを作り出したといいます。 「キャバレーにあったガラス玉を、当時の会長(ビルオーナー)がここの壁に入れてくれはった。お店が繁盛するようにってね」。 (ママのエミさん)
建物の今後は「取り壊し」? はたまた「データセンターに」? ホール「ユニバース」の営業は来年5月いっぱい
ビルオーナー(当時)の願い通り、エミさんのお店は連夜繁盛し、年明け以降も営業を続けます。 しかしその他の2階バーエリアのお店は今月末で閉鎖。また地下の貸しホール「ユニバース」も5月末で営業を終了するということです。 しかし、ビル自体は今後どうなるのか。取材では「取り壊される」のほか、「建物はそのまま、サーバーラックを入れてデータセンターとして再利用」など、信じがたい噂も耳にしました。 ビルの今後について。今は、誰もわかりません。