【実録】「10月の電気代」の内訳を確認してビックリ! 空調「2500円」なのに、待機電力に「1500円」以上もかかっていた! 待機電力の多い家電とは? 節約のコツも解説
何気なく確認した電気料金のお知らせ。筆者の契約する中部電力では、詳細なレポートを見られますが、ふと「待機電力1650円」の表記が目に入りました。使用していない家電の待機電力に1500円以上かかっていると思うと、もったいなく感じます。 そこで、本記事では家庭の中でどのような家電に待機電力が多く使用されているのか、筆者が調べた結果を紹介します。また、待機電力を少なくするコツについても解説します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
電気料金のうち13%を占める待機電力とは?
筆者の家庭では、10月の電気料金が1万2658円、電気使用量は457キロワットアワーでした。中部電力の「カテエネレポート」では、毎月の電気やガスなどの使用料を細かく確認できます。 わが家の10月分のレポートを紹介すると、図表1の通りで、待機電力にかかっている料金は、電気料金の13%にあたる約1650円でした。 図表1
中部電力ミライズ 筆者のカテエネレポート より 待機電力とは、正しくは「待機時消費電力」といい、家電製品を使用していないときにも機器に流れている微弱な電力のことです。待機電力には次のようなものがあります。 ●テレビなどの機器が、リモコンからの信号を受信するために消費する電力 ●電子レンジや炊飯器などの機器が、時計表示のために消費する電力 ●パソコンやプリンターなどの機器がスタンバイ状態で消費する電力 資源エネルギー庁の調査によると、一世帯あたりの待機電力量は1年間で228キロワットアワーです。一世帯あたりの年間の消費電力量は4432キロワットアワーのため、約5.1%が待機電力として消費されています。筆者の家庭ではカテエネレポートを通年で見ても、待機電力が全消費電力の12%のため、平均に比べて待機電力を多く使用しているようです。
待機電力を多く消費する家電とは?
次に、待機電力を多く消費する家電製品について見ていきましょう。資源エネルギー庁の調査によると、図表2のような結果となっています。 図表2