【実録】「10月の電気代」の内訳を確認してビックリ! 空調「2500円」なのに、待機電力に「1500円」以上もかかっていた! 待機電力の多い家電とは? 節約のコツも解説
資源エネルギー庁 平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要 待機電力を多く使用する家電製品は次の通りでした。 1.ガス温水器(19%) 2.テレビ(10%) 3.冷暖房兼用エアコン(8%) 4.電話機(8%) 5.BD・HDD・DVDレコーダー(6%) 6.温水洗浄便座(5%) 7.パソコン(4%) 8.電子レンジ・オーブンレンジ(3%) 9.パソコンネットワーク機器(3%) 10.インターホンセット(2%) さらに詳しく見ていくと、モデムやルーターなどのネットワーク機器、ガス給湯機器、ビデオ等内蔵テレビ、ヒートポンプ式給湯器はいずれも5ワットアワーを超える待機電力の消費となっています。
待機電力を少なくするコツ
続いて、使用していない家電製品の待機電力を少なくするコツを3つ紹介します。 ●使用していない家電製品は主電源を切る ●こまめに電源プラグを抜く ●電源タップを活用する テレビなどはリモコンで電源をオン・オフしている人が多いと思いますが、主電源を切ることで待機電力を抑えられます。また、電源プラグを抜いても問題ない家電製品についてはこまめに抜くのがおすすめです。 給湯器やガス温水器、パソコンネットワーク機器などは使用していないときでも主電源を切れませんが、電子レンジやサーキュレーター、ヒーターなどは使用の都度プラグを抜くようにすると効果的です。 また、毎回電源プラグの抜き差しをしなくても、電源タップを使用すればスイッチ1つで通電を遮れます。簡単に待機電力を節約できるので、導入してみるのも良いでしょう。 資源エネルギー庁の調査によると、このようなこまめな待機電力の削減を徹底して実施することで、年間228キロワットアワーの待機電力が116キロワットアワーとなり、49%もの削減効果が期待できる、とされています。
まとめ
たかが待機電力と考える人もいるかもしれませんが、年間の待機電力は全世帯の平均で228キロワットアワーにもなります。待機電力は、リモコンからの信号を受信するためや、すぐに家電製品を起動するためにスタンバイする電力などとして使われています。 最近では家庭の中にある家電製品の種類や数が増えているため、待機電力も増加する傾向にあるといえます。家電製品を使っていないときは、主電源から切ったり、電源プラグを抜いたり、電源タップを活用したりと徹底した節電を行うことで待機電力を約半分に減らすことが期待できます。 筆者の家庭では調査の平均よりも多く待機電力を消費していることが分かったので、待機電力の削減にぜひ取り組んでみたいと思います。 出典 中部電力ミライズ カテエネ 資源エネルギー庁 平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要 執筆者:古澤綾 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部