大阪市・松井市長が定例会見11月19日(全文1)総合医療センターに増床を要請
ベッド増床は市長が直接要請しているのか
朝日新聞:朝日新聞の笹川です。先ほどありました病院のほうに対して、総合医療センターにベッドを増やしてもらう要請という件ですけれども、それは市長のほうから直接要請されているんでしょうか。 松井:ええ。大阪府の吉村知事のほうからも非常にやっぱり重症者のベッドが、これが今が3割程度埋まっているわけですから、非常に心配だと。ICUですね。ということで、連絡が来ておりますので、やはり公の、要は役割、公の病院の役割として重症者を治療できる、そういうベッド数を増やしていこうということを昨日、機構のほうには連絡を入れております。 朝日新聞:実際にベッドがある程度増やせるっていうような見通しは示されているんでしょうか。 松井:ただし、これをやることによって従来の手術、コロナ以外の重篤な疾患がある方々の受け入れ、これを別で考えなければなりません。その辺も含めて大阪府と今、協議、調整をやっているところです。さまざまな、例えばがんの治療をやっているとか。 これはでも大阪府立の府の病院、民間病院でもやっぱりそういう治療ができる病院はあるわけですから、そちら側に回っていただくなりなんなりをしながらコロナの感染、重症患者に対してのケアはやっぱり公の役割として最大限尽くす必要があると思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:関西テレビ。
医師を確保するための取り組みは
関西テレビ放送:関西テレビ、稲垣と申します。今、病院機構のお話ありましたけれども、十三市民病院のほうで引き続き中等症の患者さんを受け入れておられるんですけども、なかなか外来再開まで少し時間のあったこととか、普段の業務っていうのがなかなか目いっぱいできないという状況の中で、お医者さんが4人ほど辞められたというふうに伺っています。補充するべく機構のほうで募集も掛けているそうなんですけれども、やっぱりなかなかお医者さんが集まらないっていう中で、いろんな病院、ただでさえお医者さんの確保、難しいと思うんですけども、この辺り、市として何かしら手当てをするような方針はありますでしょうか。 松井:これは十三市民行院に対してはコロナ専門病院としてわれわれはできる限り身分保障の部分においては支援しながら、機構の支援をしながらなんとか医療従事者の方々にそこで活動できるような形をつくってきていますが、やっぱり無理やり、無理に引き留めていくっていうのは、これはできないわけですから。今、さまざまな形で情報、意見交換をしていますけども、とにかく今、新しい人を応募している。募集を掛けながら、今、いていただいているメンバーで、とにかく頑張っていただくしかないなっていうことなんです、今。 大変な状況、われわれ変われないんでね、これは。医療従事者とは。だからその状況の中で1人1人従事者の皆さんにも生活があるから、もう無理は言えないですし。今残ってくれている人たちは非常に頑張ってくれているんでね。それに対してはなんらか、われわれがその頑張っていただいている方々に対しての支援策を、これ拡充していくしかないなと思っています。 関西テレビ放送:今現状、手当とかもあるのかと思うんですけども、よりさらに付けていかれるっていうような方針なんですか。それとも引き続き今の。 松井:いや、今の状況を、これもう引き続きやっていくのはもちろんですけども、これは状況によって、いろいろとまたプラスアルファはやっぱり考えなければならないなとは思います。ただ、そこだけが頑張ってるんじゃないっていうのもありますんでね。われわれ、これは大阪府が司令塔で、民間病院にも非常にご協力をお願いし、受けていただいているところもありますんで、そういう中において、なんとかコロナというものを、限られた医療資源の中で対応していただくという、これはもうお願いベースでしかならないけど、それをお願いするしかないなと思っています。 関西テレビ放送:ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けいたします。朝日放送テレビ。