大阪市・松井市長が定例会見11月19日(全文1)総合医療センターに増床を要請
コロナに対する現状認識を教えて
大阪日日新聞:あと別件ですけれども、新型コロナについてお伺いします。きのう府の会議があって、重症病床などの逼迫なんかが課題になったと思うんですけれども、今の市長のコロナに対する現状の認識を教えてください。 松井:これは非常に厳しい状況だと、こういうふうに認識しています。大阪府が司令塔となり、さまざまな形で入院フォローアップをして、とにかく患者に対しての医療提供、特に重症な患者さんに対してなんとか命を救うという形で、今取り組んでくれていますが、やっぱり重症用ベッドが非常に懸念しているということも、吉村知事からも聞いてますので。 大阪市としては市民病院機構と協議いたしまして、総合医療センターにおいて重症ベッドを増やしてもらうように、こちらから要請もしております。 とにかく専門家の皆さんに言わせると、やっぱり気温が下がることで、そして乾燥することで感染の確率が上がると。特に高齢者の皆さんは感染すると重篤化する、そういうリスクが高いということですので、1人1人ができる限りの対策を講じていただいて、1人1人このコロナにかからない、うつさない、そういうふうな取り組みを徹底していただきたいと、こう思っています。
プラスチック手袋不足などへの対応は
大阪日日新聞:重症化を防ぐという話で、ちょっと何度もお聞きして恐縮なんですけれども、介護施設のほうがまたかなり厳しい状況になっています。防護服とかマスクのほうは一定いっているようなんですけれども、排泄の際に使うプラスチック製の手袋というものが非常に不足してて、中国が主な生産地らしいんですけれども、8月ぐらいに300円だったものが、今1,000円ぐらいに。物資自体も少なくなっているというのが1つと。 あと、陽性と判断されても、無症状の場合は病院のほうになかなか受け入れてもらえなくて、介護施設のほうで面倒を見ておられるという、ちょっと2つ厳しい。特に陽性者の介護施設での看護というところが厳しくなってきていると思うんですけど。大阪市は非常にいい介護施設が多く、【シ***00:12:16】大阪府ということではあるとは思うんですけれども、何か市としての対策、考えておられるとか、これから考えられること、その点をお願いします。 松井:介護施設との連携については健康局と福祉局のほうで、随時連絡を取り合っております。これまでもずっと介護施設のそういう装備品、マスク、それから防護服については絶えず状況確認する中で、足らない場合はすぐに補給できるように、この間も健康局のほうには指示を、福祉局にも指示してきましたので。今、手袋が足りないというのがありましたので、そこはすぐ確かめます。この第2波、第3波に向けて、健康局のほうにはとにかくそういう装備、資機材の不足、これはあってはならんことだということで、第1波のときに指示してますので、そこは数カ月分はストックができてるというように聞いておりますので、もし足りないというようなことがあれば、われわれのほうにご連絡いただいて、ケアをする側の人たちがコロナに感染しないできる限りの方策は取っていきたいと思います。