小池都知事が臨時会見 時短要請など発表(全文2完)全国的視点で国が判断するのが筋
今後の重症者の推移をどう見ているのか
フジテレビ:フジテレビです。感染者の状況についてなんですが、あらためましてここ最近、重症者が非常に急速に増えていると思われます。今日も3人増えました。医療関係者からは、やはり高齢者が我慢をし過ぎて入院してきたらすぐ翌日に人工呼吸器を着けることになってしまったりとか、当日もそういう重症な状況になってしまう事例もあるというふうに聞いています。今後のこの重症者の推移をどのようにみてらっしゃるのかということと、さらに厳しい措置というのを考えざるを得ない水準などありましたら教えてください。 小池:重症者の数が増えております。きのうは一気に10人増加ということでしたが、きのうの場合は報告が3日間の連休を挟んでいて、一気に報告を受けたという影響もあろうかと思います。ただ、今日も現場のお声を聞きましたら、だいたい1日2人、3人増えているというような流れがあると聞いております。かねてより重症者をいかに出さないか、今、命を守る、そして死亡者を出さない、重症者を出さない、そして医療提供体制を崩壊させないと3つを申し上げましたけれども、その意味ではこの2つ目の高齢者の感染を防ぐということが重要であるが故に、今回も会食ということで外の部分に時短をお願いをするわけですけれども、どこかから持ち帰ってこなければ家庭の中でもそれが広がらないわけですから。そこのところにメッセージを発したわけであります。元気な高齢者もたくさんいらっしゃいます。それでもお気を付けいただきたいということであります。重症者についての見方は、局長からお願いします。 吉村:昨日いきなり10人増えたということなんですが、やはり先週、かなり感染者数が500というオーダーで数日続いたということで、夏のころの感染状況と違って、今回はかなり中高年も含めて、各年代層にわたって新規感染者が出ていると。やはり率は比較的落ち着いてはいるんですけど、やっぱり絶対数が多いので、重症化しやすい中高年の方が、絶対数として増えているので、その一定割合がどうしても重症化して、増えているという、今回、きのうの3日ぶりの報告で50というふうに、51ということで、10人増えたということでございますので、新規感染者数が今の年齢割合で一定程度、増加が続くのであれば、今後も一定割合の重症者数の増というのは覚悟しなければならないんじゃないかというふうに考えております。 司会:あと1問でお願いいたします。