小池都知事が臨時会見 時短要請など発表(全文2完)全国的視点で国が判断するのが筋
Go To トラベルの一時停止を要望しなかった理由は
日本テレビ:日本テレビです。知事にお伺いいたします。今回なんですけれど、いわゆる国が、政府が行っておりますGo To トラベル、これの一時停止、東京都として要望しなかった理由をお聞かせください。それと、Go To トラベルのほうは続けていいんだけれども、東京都がやっている「もっとTokyo」、こちらについては停止するというところなんですが、実際Go To トラベルも都民が都内旅行にも使える中で、トラベルは続けていいんだけれども「もっとTokyo」のほうを停止する、そこをちょっと整合性がどうなのかなと思うんですが、併せてお願いいたします。 小池:かねてより申し上げていますが、Go To トラベルというのは国のキャンペーンであります。Go To Eatも国のキャンペーンですけれども、意見照会等などがありまして、それに対しての回答を経て、こういう段階になっているということです。Go To トラベルについてはこれらのことがございませんで、感染が拡大している地域への観光をストップするというのが今回のGo To トラベルの一時停止ということと理解しております。 本来、感染拡大を防止するというためには、感染が拡大している地域への観光と、そうした地域からの旅行の両面を、行く場合と来る場合と、発着で止める必要があるのではないか。そうした、両方から止めるということについては、全国的な視点から国が判断を行うということが筋ではないかというふうに考えております。都内における感染拡大の抑制をするということについては、「もっとTokyo」の新規の受付をやめるということで、都は都における命を守るという、その行為についての責任を負っているわけでありますので、そういう判断をしたいということであります。
協力金の金額設定の理由を教えて
共同通信:共同通信の恩田です。協力金に関してなんですが、夏の要請時に比べて高い金額設定になっているかと思うんですが、今回この金額にされた理由をお聞かせください。 小池:今回の要請でありますけれども、年末の繁忙期であるという点、それから営業時間の短縮で事業者の皆さまへの影響がさらに大きいという、そういう時期でもあるということであります。そして国の交付金も活用しながら今回、20日間で40万円ということといたしました。40万円でありますけれども、事業者の皆さま方にはいろんな負担をお掛けすることとなりますけれども、これ以上の拡大をなんとしてでも食い止めるためのご協力をぜひともお願いしたいと考えております。